2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ④(Sowelu、melody.、SIS.LINC、twenty4-7)

音楽メディアの方は(ロック)バンドジャンルに強い人が多く、男性のJ-POP DJから出てくるアーティストや曲名も、私が思うのとはだいぶ違う。インターネットの情報もサービス廃止等で消失し、自分の記憶も薄れていく危機感から、超個人的な視点で、緩く振り返るシリーズ。同世代の方が、「そうそう!そんな曲あったね。」と思い出して聴いて下さると嬉しい。

今回は、2005年から2007年。90年代のブラックミュージックに憧れた女性アーティストが、次々にデビューした2000年初頭。女性Soul/R&Bアーティストの層も厚くなり、成熟し、競争が激しくレベルが高かった頃。2008年のリーマンショック前夜とも言える時代。

倖田來未 - D.D.D. feat. SOULHEAD(2005年)

加藤ミリヤ - ディア・ロンリーガール(2005年)

m-flo loves Sowelu - So Exclusive(2005年)

LISA脱退後、m-floはlovesシリーズとして、女性のみならず日本人Soul/R&Bをフィーチャーしていた。そこまで売れてはいなかったアーティストの素質を見抜き、場合によっては複数組み合わせ、良さが十二分に発揮できる曲を用意して、m-floも歌う。発掘とキュレーション力が素晴らしかった。曲もポップだけれどダンスミュージックで、Soul/R&Bアーティストの歌唱力も活かされている。
この曲は、イントロのアカペラのコーラスが印象的。アップテンポだけど、暗い曲調で、そこが良い。
Soweluは、avexに移籍後、セクシー路線というよりエロが売りになってしまって悲しかった。

melody. - Next to You(2005年)

melody. - Realize(2005年)

ご両親は日本人で、melody.はハワイ生まれのアメリカ人。旦那さんはMIYAVI。この曲はドラマ『ドラゴン桜』の主題歌にもなったポップソング。(MIYAVIさんは名前しか知らないし、『ドラゴン桜』も記憶にないのだけど。)キャッチーなメロディが盛り盛りのこういう曲が大好き。この曲が入ったアルバム『Be as one』は、アルペンのCMソングだった『Next to You』、Taku Takahashiプロデュースの『see you...』も収録されていて、アルバムで聴いていた。melody. もストリーミング解禁されていなくて意外。
melody. はMIYAVIさんと結婚を期に、芸能界はスパッと引退。2000年代活躍したアーティストも、2010年代は大変そうだったから、正解だったかも。

BENNIE K - Dreamland(2005年)

BENNIE K - Sky(2005年)

Bonnie Pink - So Wonderful(2005年)

m - flo loves Akiko Wada - HEY!(2005年)

SIS.LINC - Eye Candy(2005年)

適当に借りてきた何かのコンピに入っていて、唯一この曲だけが気に入り、音楽プレイヤーにずっと入れていた。SIS.LINCは、SSW、デザイナー、モデルの3人のユニット。
SISLINC
元SUGARSOULのDJ Hasebeさんのヒット曲。なのに、この曲もストリーミング解禁されていない。私はデータ持ってるけど、世代の違う人にも聴いてみてもらいたい。DJ Hasebeさんを知らなくて、YouTubeに上がっている最近のDJを聴いてみたら、選曲がすごく好みだった。Shazamしたら、古い曲から今現在20歳の子が歌っている最新の曲まで。古いDJや年配のDJは、新しい曲を聴かないのに、珍しい。DJ KOMORIさんだとヒットチャートでベタ過ぎるから、DJ Hasebeさんはきっちりは繋がないし有名な曲もかけるけれど、曲の説明も入れながら、新旧・メジャーマイナーの混ぜ加減がちょうど良かった。

SIS LINC : EYE CANDY : 808RADIO

m-flo loves Emyli & YOSHIKA - Loop In My Heart(2005年)

AI - Story(2005年)

Crystal Kay - 恋におちたら(2005年)

作曲は、坂詰美紗子!すっかり忘れていた。この年代の音楽を聴きまくった結果、YouTube坂詰美紗子の曲をリコメンドしてくれましたわ。キャッチーなメロディを作る人で、歌詞も思いきり女性目線。男性の批評家もライターさんも、DJも、絶対好きじゃなかったはず。「恋におちたら」も、作曲が坂詰美紗子だと知って聴くと、確かにそうだ。

BENNIE K - a love story / SEAMO with BENNIE K(2005年)

SOULHEAD - SPARCLE☆TRAIN(2006年)

BONNIE PINK - A Perfect Sky(2006年)

melody. - see you…(2005年)

m-flo Taku Takahashiプロデュース。"m-flo loves"として出していてもおかしくないくらい、めっちゃm-flo。この時代のTaku Takahashiさん、m-floは、本当にメロディーメーカーだな。私はアンチ小室哲哉TM Networkは好き)、m-flo派。

m-flo loves 日之内エミ & Ryohei - Summer Time Love(2006年)

MVで浴衣と水着を着ているのは、丸井の浴衣と水着のCM曲だったから。Taku Takahashiさんが、DJターンテーブルを回す代わりに、女性のお尻を撫でていて最低。女性向けCMなのに、これがアリだったなぁ。人気アーティストにCM曲を頼むなんて、デパートも景気の良さが伺える。

So' Fly - LAST SUMMER(2006年)

JAMOSA - Fly Away feat. JAMOSA & JAY'ED(2006年)

twenty4-7 - Fly Out(2007年)

なんばパークス(2007年開業)のCMソングだった気がするが、ググっても出てこない。

twenty4-7は、大阪出身の二人組。

24時間7日間、四六時中っていう意味なんですけども、やっぱり四六時中音楽をやっていたいなというのと、いつか四六時中寝るヒマがないぐらい、スケジュール三昧になったら良いよねとかも思ったりして、覚えやすいし、“twenty”を英語にすることで数字と英語になるしっていうので、「これや!来た!」と思って、すぐに電話をして「twenty4-7、ヤバない?」っていう話をしたら、「メッチャ、エエやん!」って即答で納得!みたいな感じで。

twenty4-7 特集

MIKA:お家に引き籠ってしまって外に一歩踏み出す事が怖くなった子とかに、曲を聴いて楽しい気持ちになって、「私、この曲聴いてたら自然と外に出てたわ」って言うような気持ちにしてあげたいと思って書いた曲なんですが、それを今までのようにストレートに書くんじゃなくて、爽やかな内容の言葉を選んで、そういうところで表現した

MIKA:私達が天使の羽が生えてて(笑)、空を飛んで来て「行くよー!」みたいな感じで引っ張り出してあげるような感じで外に出してあげたいなっていう。

MIKA:外に出ればもっと視野も広がるし、見てない世界も見れるからっていう楽しさみたいなことですね。

 なるほど、そういう歌だったのか。改めて聞いたら良い歌詞だった。

――アネゴ肌的なアーティスト達は今は少ない感じがしますよね。

MIKA:HIP-HOPだけとか、J-POPだけっていうジャンルで寄せるのではなくて、HIP-HOPもJ-POPもちゃんとやって、HIP-HOPを普段聴かないっていう人がJ-POPの曲から入って好きになったからミニ・アルバム買ってみたら、今まではこういうのは聴かなかったけど、twenty4-7のを聴いたきっかけで聴けるようになったわとか、逆にHIP-HOPしか聴かない人が「Fly Out」とか聴いてJ-POPも好きになったわとか、そういう・・・。

ME:うん、入り口的なね。

MIKA:そう、入り口を作っていきたいなって思ってます。

――そのボーダーレスなところも魅力の一つですよね。どちらからも入りやすいというのはありますよね。

MIKA:固定概念を取っ払いたいんですよね。これしか聴かないっていう人達の壁を無くしていきたいな。

考え方も共感できる。「アネゴ肌」っていう言葉は、もう死語だろうか。お分かりの通り、SOULHEADBENNIE KHeartsdales、かっこいい女性デュオが好きだ。今、日本でも頑張って探せばこういうアーティストはいるかもしれないけど、私は見つけられていない。韓国だとMAMAMOOやJessiが、アイドルではないかっこいい女性アーティストだが、日本の古い歌謡曲っぽく聴こえてしまう。

AYUSE KOZUE - Sundae Love(2007年)

So'Fly - One More Time(2007年)

柴咲コウ - ひと恋めぐり(2007年)

安室奈美恵 - Baby Don't Cry(2007年)

谷村奈南 - Say Good - bye(2007年)

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