2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ①(UA、DOUBLE、露崎春女)

音楽ライターや批評家、メディアの方って、(ロック)バンドに軸がある人が圧倒的に多い気がする。2000年から2010年あたりは、ダンスミュージックやJ-Soul/R&Bが流行っていて、テレビの音楽番組にも出ていたし、競争も激しい分才能あるアーティストが豊富にいたという認識。それなのに、音楽メディアの振り返りの特集で、全然名前が出てこない。
90年代に世界的に流行ったブラックミュージックに思いきり影響を受け憧れたアーティストが、2000年代に活躍し、日本独自のJ-Soul/R&Bシーンと言えるものが、当時存在したと思う。90年代のR&Bを聴いて耳の肥えたリスナーは厳しく、アーティストは歌が上手かった。ダンスやクラブミュージックだから、ダンスパフォーマンスもする。韓国は今、ダンスミュージックやHiphopが流行っているけれど、2000年代の日本のアーティストを思い出さずにはいられない。かわいいではなく、歌が上手くて、かっこいい女性アーティストやミュージシャンが多かった。

自分の記憶も薄れつつあり、ネットの情報もサービスが廃止になって消えたりするので、自分にとっての名曲を振り返っておきたい。バラードやポップに近い曲も含まれているが、ジャンル分けによる分析が目的ではないので、その点は緩く。自分と同じような音楽が好きだった人がいたら嬉しい。

まずは1996年から1999年まで。

UA - 情熱 (1996 年)

やっぱり圧倒的に歌が上手い。ライブでも何千回と歌わされているだろうに、こういう風に気持ちを込めてアレンジもして、技術的にも全く衰えず歌えるのがかっこいい。

安室奈美恵 - SWEET 19 BLUES (1996 年)

宇多田ヒカル - Automatic (1998 年)

露崎春女 - Believe Yourself  (1998 年)

Sugar Soul - Garden (1999 年)

SILVA - Morning Prayer (1999 年)

DOUBLE - Shake (1999年)

日本の女性Soul/R&Bアーティストと言えば、まず名前が浮かぶ。日本人がブラックミュージックを真似すると、どこか小っ恥ずかしさを感じるのが、ここまでできると示してくれた。DOUBLEは実の姉妹デュオだったが、Shakeリリース後に、姉のSACHIKOが病死。妹のTAKAKO1人だが、DOUBLEとして活動している。

露崎春女 - Break On Out (1999年)

この動画はテレビ番組の録画みたいだから、恐らくそこそこヒットしたんじゃないかと思うんだけど、みんな露崎春女知らないよねー。露崎春女か別名義のLyricoでめっちゃ好きな曲があったはずなのに、ずっと探し出せていなくて、やっと見つけた!1999年だが、ダンサーのレベルが想定していたより高い。

m-flo - been so long (1999年)

2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ②(傳田真央、bird、SILVA、BoA)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ③(Crystal Kay、SOULHEAD、加藤ミリヤ)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ④(Sowelu、melody.、SIS.LINC、twenty4-7)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑤(AYUSE KOZUE、谷村奈南、宏実、EMI MARIA)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑥(安室奈美恵とAI/Double、倖田來未とSOULHEAD、JAMOSAとJAY'ED)

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