2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ②(傳田真央、bird、SILVA、BoA)
前回からの続き、今回は2000年から2002年のリリース。
- MONDO GROSSO - LIFE feat.bird(2000年)
- 傳田真央 - 耳もとにいるよ…~Ring the bells~(2000年)
- bird - マインドトラベル (2000年)
- SILVA - ヴァージンキラー (2000年)
- 鬼束ちひろ - 月光(2000年)
- DOUBLE - handle(2000年)
- m-flo - Come Back To Me(2000年)
- m-flo - How You Like Me Now?(2000年)
- DOUBLE - Angel(2000年)
- BoA - 気持ちは伝わる(2001年)
- m-flo - prism(2001年)
- m-flo - come again(2001年)
- BoA - LISTEN TO MY HEART(2002年)
- BoA - VALENTI(2002年)
- BoA - Every Heart -ミンナノキモチ-(2002年)
- 露崎春女 Lyrico - Eternity(2002年)
- DOUBLE - Driving All Night(2002年)
MONDO GROSSO - LIFE feat.bird(2000年)
傳田真央 - 耳もとにいるよ…~Ring the bells~(2000年)
倖田來未と間違われがち、傳田真央(でんだ まお)の名曲。当時Music FMはなかったけど、パソコンが使える人の間では、この曲のmp3が拡散されていたような。ポケベルの時代から、携帯やPHSが若者にも手の届く価格になり、都心の若者にも普及し始めた頃。ご本人によると、「元祖携帯遠距離恋愛ソング」だそう。加藤ミリヤ、青山テルマの女子高生ソングの先駆けじゃないかな。
Radio Voice、男の子のMCの声は、(中略)RIZEデビュー前のJESSEの声。
bird - マインドトラベル (2000年)
クラブミュージックを好きな人なら、知らない人はいないMONDO GROSSO『LIFE feat.bird』。『マインドトラベル』収録のアルバム『MINDTRAVEL』も大沢伸一が手掛けている。birdの低くてソウルフルな歌声と、大沢伸一の異国情緒溢れるダンサブルな音楽の組み合わせ。
下のライブ映像の始まり「最後の曲かもしれへんで。みんな行くで。」って、UAのライブ映像もそうだったけど、関西のアクの強いソウルパワー、やっぱり好きだわ。
bird / マインドトラベル(tour2000+1 live!) - ニコニコ動画
マインドトラベル - song by bird | Spotify
SILVA - ヴァージンキラー (2000年)
このMVのように、ひょうきんな姐さんキャラでテレビのバラエティ番組でも活躍していたけれど、スタイル抜群で歌も上手い。昔は歌詞を気にしていなかったから、こんなに女性をエンパワーメントする歌詞だとは知らずにいた。2000年には強い女のアーティストがたくさんいたのに、20年で、上目遣いで高い声の女の子、アイドルグループばっかりになっちゃったな。景気かな。景気が上向くと強い女性アーティストがどんどん出て来て、景気悪くなると保守的になる気がする。韓国の音楽業界は景気が良く、強い女アーティストが増えていて、景気上昇は成長が見込めるアジアの都市で聴かれている。モーニング娘。『LOVEマシーン』は1999年、超就職氷河期だったけど、2008年のリーマン・ショックまでは、東京や業界によっては、まだ景気良かったんだよね。景気が良くて人材が不足すると、女性でも採用され、裁量のあるポジションを任される。『LOVEマシーン』の歌詞。
”どんなに不景気だって恋はインフレーション
こんなに優しくされちゃ みだら
明るい未来に就職希望だわ wow,wow,wow
日本の未来は (wow,wow,wow,wow)
世界がうらやむ (yeah,yeah,yeah,yeah)
恋をしようじゃないか! (wow,wow,wow,wow)
Dance! Dancin'all the night”
今の日本の音楽業界や日本は、「日本の未来は」「世界がうらやむ」wow,wow,yeah,yeahとは、歌詞だとしてもとても言えない感じだよね。世界に羽ばたけJ-POPみたいな嵐『Turning Up』の歌詞が、空虚に聞こえるもの。
鬼束ちひろ - 月光(2000年)
DOUBLE - handle(2000年)
m-flo - Come Back To Me(2000年)
m-flo - How You Like Me Now?(2000年)
DOUBLE - Angel(2000年)
BoA - 気持ちは伝わる(2001年)
『メリクリ』が有名だが、個人的には、しっとりバラードより、初期のダンスナンバーやソウルフルな歌い方の歌が好み。BoAは、この世代の中でも、歌もダンスもずば抜けて上手い。歌番組の映像を見ても、息遣いから口パクではなく、実際歌っていると推測できる。運動量の多いダンスを踊りながら、腹から声を出して歌っている。Christina Aguilera『Come On Over』が2000年リリース、衣装・ダンス・こぶしを効かせたソウルフルな歌い方は共通する。そこに日本の歌謡曲の出汁風味が加わって、この時代の独特の感じが好きだ。
m-flo - prism(2001年)
m-flo - come again(2001年)
島谷ひとみ - パピヨン〜papillon〜(2001年)
めっちゃブラックミュージックだと思ったら、Janet Jackson - Doesn't Really Matterの日本語カバーでした。
BoA - LISTEN TO MY HEART(2002年)
BoA - VALENTI(2002年)
BoA - Every Heart -ミンナノキモチ-(2002年)
露崎春女 Lyrico - Eternity(2002年)
DOUBLE - Driving All Night(2002年)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ①(UA、DOUBLE、露崎春女)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ③(Crystal Kay、SOULHEAD、加藤ミリヤ)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ④(Sowelu、melody.、SIS.LINC、twenty4-7)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑤(AYUSE KOZUE、谷村奈南、宏実、EMI MARIA)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑥(安室奈美恵とAI/Double、倖田來未とSOULHEAD、JAMOSAとJAY'ED)