2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑥(安室奈美恵とAI/Double、倖田來未とSOULHEAD、JAMOSAとJAY'ED)

最終回は、日本の女性Soul/R&Bアーティストとのコラボをピックアップ。

SUITE CHIC - “Uh Uh,,,,,,” feat. AI (2003年)

安室奈美恵とAIのコラボ。テレビの歌番組に出るようなメジャーなポップシンガーがコラボし、クールなダンスやラップを歌っていた。かわいらしさではなく、かっこよさが支持され、日本のメジャー音楽シーンで活躍できた2000年代は特殊だったのだろうか。と思ってしまうほど、今はかわいらしく愛されなければ、日本では売れない雰囲気を感じている。

倖田來未 - D.D.D. feat. SOULHEAD (2005年)

BLACKPINKやMAMAMOOのMVを観ていて、頭をよぎったのはこちら。当時は洋楽かぶれというか、西洋の真似をしたアジア人という感じがして、少し恥ずかしく感じていた。大量のKPOPの動画に曝された後、今見直してみると全く違和感がない。早過ぎたかな。倖田來未SOULHEADだから、もちろん歌も上手い。

BENNIE K - a love story / SEAMO with BENNIE K (2005年)

JAMOSA - Fly Away feat. JAMOSA & JAY'ED (2006年)

JAY'ED、海外のR&B歌手の声より軽やかで透明感があって、日本の女性R&B歌手との相性が良かった。

安室奈美恵 & Double - BLACK DIAMOND (2008年)

Lady Gaga, Ariana Grande 『Rain On Me』を観て、すぐに思い出したのはこちら。当時の自分としては、Lady GagaとArianaくらいのトップアーティスト同士の大型コラボ案件。Double『Shake』の歌詞、「終わらない、止まらない、このsuper sisters」が引用されていて、リスペクトを感じる。2000年代当時のMVを観ると、R&B女性アーティストのメイクは、ブラックミュージックに憧れてか、ファンデーションが黒い。白人なのに肌の色を濃くしているAriana Grandeより先にやっている。

CHIHIRO - Roller Coaster Love feat. HI-D (2008年)

青山テルマ feat.SoulJa - そばにいるね (2008年)

倖田來未×misono - It's all Love (2009年)

JUJU with JAY'ED - 明日がくるなら (2009年)

加藤ミリヤ×清水翔太 - Love Forever (2009年)

西野カナ - 遠くても feat.WISE (2009年)

宏実 - Why feat.Full of Harmony (2009年)

BoA - Possibility duet with三浦大知 (2010年)

AI - FAKE feat. 安室奈美恵 (2010年)

2008年から2010年にかけ、印象に残っているコラボが集中しているのが興味深い。

これにて振り返りは一旦終了。全曲MVを貼りたいくらい好きな曲だが、重くなってしまうので絞った。振り返りの過程で、DJ Hasebeさんを知り、そこからまた新たな曲を知るという収穫もあった。ブログやツイッターを始める前までは、フジロックフェスのことも知らないくらいバンド音楽やロックには興味がなくて、そういう私でもこれだけ楽しめる音楽があった2000年代は、本当に幸せな時代だったと改めて実感した。

2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ①(UA、DOUBLE、露崎春女)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ②(傳田真央、bird、SILVA、BoA)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ③(Crystal Kay、SOULHEAD、加藤ミリヤ)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト ④(Sowelu、melody.、SIS.LINC、twenty4-7)
2000年代に活躍した日本の女性Soul/R&Bアーティスト⑤(AYUSE KOZUE、谷村奈南、宏実、EMI MARIA)

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