2021年9月のプレイリスト②(エレクトロダンスポップ、アジアのR&B/Soul、ラテン)

書いたときは全く想定していなかったほど、Japanese R&B/Soulの記事に連日多数アクセスして頂いている。そんなにファン層がいらっしゃるのなら、是非その方々にアジアのR&B/Soulを一度聞いてみてほしいと願っている。あえて黒人という言葉を使うけれど、アジア人が絶対真似しきれない黒人のR&B/Soulの域があるが、アジア人のR&B/Soulは、声の出し方も歌詞も、自分たちのR&B/Soulだと感じられる良さがある。

Kim Petras - Future Starts Now

Future Funkのようなイントロで、早回しでもボカロでもない普通のボーカルが始まり、逆に不思議な感覚に。有名なクィアアーティストは大体知っているつもりになっていたが、知ってるのはごく一部だということに気づかされるこの頃。というか、男性女性のように当たり前にそこら中にいるのだから、クィアアーティストとして珍しがられる状況が不均衡だった。

Charli XCX - Good Ones

心血を注いだ作品だそうで、トレンドを意識し、あからさまにヒットを狙っている。蟹股だったり、突っ伏したり、床に寝転んだ踊り方が、Lady Gagaっぽい。Lady GagaはTony Bennettとのコラボのプロモに熱心で、Chromaticaのremixなんて他人事みたいだし、今までGagaがやってきた路線は、Charli XCXやその他のアーティストが引き継ぐのかなと勝手に思ったりした。

Peach PRC - Josh

ひたすら元カレをこき下ろすガールズトーク的な歌詞。ちょっとサイコな追い詰め方。Maisie PetersのPsychoにも、また電話してくるという歌詞があるが、嫌なら電話に出なければいい話で、僅かでも未練が残っているから、つまり訣別する決心が揺らぐから「電話してこないでね。」とわざわざ言うのよね。

Maisie Peters – You Signed Up For This

いつのまにか歌詞の公式和訳やら、Rolling Stone Japanに日本独自のインタビュー記事まで出るようになっていて驚き。「エド・シーランお墨付きの新星」というアピールが有効なのはわかるし、私も好きなアーティストを知ってもらいたくて使ったことはあるけれど、なんだかなぁ。歌詞もインタビューも日本語で読めるから、いいんだけど。インタビューを読んで、この曲は自分との対峙なんだろうなと思った。

L Devine - Die On The Dancefloor

J.Sheon - 慢走不送 feat. 艾怡良 & 馬仕釗

台湾のR&B。これですよ。こういうのをJ R&B/Soulファンに聴いてもらいたい。次のロシア語R&Bと一緒に。

Dose (Айдос Джумалинов) - В Плену

カザフスタン出身のロシア語R&Bのシンガーソングライター。

이하이 LeeHi - Red Lipstick (Feat. 윤미래 Yoon Mi-rae)

MVだといまいちだったのが、ライブでの윤미래 Yoon Mi-raeのラップがかっこよく、Benny Kみたいで気に入った。

BewhY, UNE, Son Simba, Choi LB - Spoiler

JAY B - FAME (Feat. JUNNY) (Prod. GroovyRoom)

PANTHEPACK - Pull Up

Bizarrap, Chucky73 - BZRP Music Sessions #43

ラテングラミー2021 4部門ノミネートのBizarrap。

4. Best New Artist
8. Best Urban Fusion/Performance
11. Best Rap/Hip Hop Song
51. Producer Of The Year

Tiny Desk Concertsを参考にしたシリーズBZRP Music Sessionsが、ラテン語圏で支持されている。#43のプロモ動画は、映画Toy Storyのパロディ。

最新作はスペイン語圏を出て、フランスのアーティストとコラボしている。

Tokischa x ROSALÍA - Linda

2021 Billboard Latin Music Awardsのパフォーマンスでは、放送禁止用語なのか、一部無音にされていました。そりゃそうでしょう。

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