John Duff - High Heels feat. Lillias White ハイヒールへの憧れ

朝帰りのハイヒール

John Duff - High Heels feat. Lillias White

ハイヒールを履くことの憧れを歌った歌。朝9時の地下鉄で見かけた、ハイヒールを履いた強烈な朝帰りの女性にインスパイアされて作った曲とのこと。
Out singer John Duff releases fierce video for new single 'High Heels' - Queer Forty

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ハイヒールのことを考えて見せる、うっとり幸せな表情がかわいらしい。ハイヒールに対する憧れが、とてもストレートに表現されている。大人になってからのハイヒールは、歩き辛く、男性や他人からよく見られるために仕方なく履くものになってしまったが、履くことを許されなかった子供の頃は、この歌と似たような気持ちで憧れていたのかもしれない。クィアの方の心情は、当事者しか理解できない。下手なことを言って傷つけてはいけないと、触れないようにしがちだが、素敵な着こなしを目にして心躍らせるのは同じだと思う。

John Duffのよく響く力強い声、 賛美するかのようなLillias Whiteのコーラス、聴けばポジティブにならざるを得ない明るいメロディ。ラップパートには、90年代の女性アーティストの名前が列挙される。確かに今の流行ではないのでしょうけれど、正に私好み。

歌い出しは、Jess Glynne - Hold My Handと似ている。

歌詞の和訳

力こぶを作って
男らしくあなたを抱きしめることはできるでしょう

でも男がママがするようにあなたを抱きしめることができると思う?

ママと呼んで
私はその愛を受け取る
唇で舌で受け取り
吸い込んで肺に閉じ込める
ヘイ、満足できないの
あなたをパパを呼ぶから
私をママと呼んでちょうだい
それを私たちは愛を呼ぶ

自分の気持ちに向き合えば
ハイヒールを履きたい
だってあなたが淑女のような気持にさせてくれたから
自分の気持ちに向き合えば
ハイヒールを履きたい
だってあなたは気持ちを高ぶらせてくれたから
高ぶらせたのよ、ベイビー

上がらせた(オー、イェー)
私の気持ちを
上がらせた(オー、イェー、オー、イェー)
上がらせた(オー、イェー)
私の気持ちを
上がらせた(オー、イェー)

ヒールをコツンとならして
私を家に連れてってくれない?とお願いしたとしたら
礼儀正しくお願いするわ(お願い)

あなたがリードしていいわ
あなたがほしいものは何でもあげる
毎晩でも

(繰り返し)

[ラップ]
ティナ・ターナーだって言われるけれど
筋肉はジャネット・ジャクソン
高く
マライア(・キャリー)
低い声で歌う
トニー・ブラックストン
ビヨンセ - 私の体形を維持させて
ホイットニー - 誰かと踊る
ブリトニー - もっとちょうだい
ジェニファー・ロペス - フロアへ

(繰り返し)

マライアへの憧れ

この曲が収録されているEP『Homo•Sapien』。最後の曲は、『Touch My Body』。

マライア・キャリーの曲と同じタイトルだと思ったら、カバーだった。同じ曲とは思えないほど、全く違ったテイストに仕上がっている。でも、この曲を選んで最後に持ってくるあたり、好きで憧れているじゃないかな。私もMVでのマライアの艶やかさに見とれていたもの。

Mariah Carey - Touch My Body

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