好きな音楽の見つけ方 2022

2019年から、毎月その月に見つけた好きな曲をプレイリスト化している。毎月20から30曲ほどになるので、毎日1曲の計算になる。一曲とじっくり向き合って聴きこんだり、丁寧に紹介もしたいが、新しい音楽を聴きたい気持ちも抑えられないから、時間の使い方を悩む。

フェス配信/動画

音源だけ聴いて今一つだったMåneskinとRina Sawayamaも、Coachellaのライブ配信を観て好きになった。画面越しでもその圧倒的な魅力は伝わってきた。全く知らなかったAnderson .Paakも、Coachella 2019でのライブパフォーマンスに釘付けになった。BewhYを知ったのは韓国のフェス配信だったし、ベトナムのホンダやヤマハが主催する音楽イベントで、Trúc NhânやSơn Tùng M-TPを知った。ライブは、アーティストの実力の差が顕著に表れるし、プロが選び抜いたラインナップなのだから、一見の価値はある。特にCoachellaは既に実績がある人気アーティストだけを呼ぶのではなく、次に来るアーティストや音楽をキュレーションしているので、特におすすめ。今年は、ラテンアーティストなどLollapaloozaのラインナップも面白くなってきたので、YouTubeでライブ動画をチェックしていた。

DJ

DJさんは、良い曲知ってる点ももっと評価されるべき。

DJ MAV
以前も紹介した韓国のR&Bを得意とするDJ MAV。

1曲目、SINDOSI:22『domythang』は韓国のきょうだい(兄妹か姉弟)デュオの曲。Lawrenceもそうだけど、片方が演奏するだけではなく、男女デュオで声質の違うダブルボーカルっていうのが良い。

Kandra
ファッションブランドから依頼を受けてやっているのか、どういうビジネスモデルなのか調べきれなかったが、プレイリストとブランドのイメージ映像を組み合わせたコンテンツを提供している。
ZARA fashion music playlist, May 2022

1曲目Alex Newell『Mama Told Me』は、70年代からのソウルの伝統を守りながらも、暑苦しさはなく軽やかなアップテンポで、これぞ2020年代のソウル。日本在住のフランス人アーティストVantageの曲が2曲『Think I'm In Love ft. Todd Edwards』『I Found You』。Daft Punkを彷彿とさせるFuture Funk。他にも良い曲盛りだくさんで、6月のプレイリスト1/3くらいは、このミックスから。

その他、tofubeatsがかけていたSkylar Spence『Can't You See』、Joel CorryがかけていたChapter & Verse『Sinner』なんかも良かった。つい先日は、block.fmで、e_e_li_c_aさんとDJ DJ機器さんが、過去のKPOP DJイベント liarliarrの録音を聴きながら振り返りと説明をするという斬新な番組をやっていて、トークの後ろで流れる曲を検索かけて、高等ラッパー 양승호 sokodomo, 김하온 HAON『Freedumb Feat. 김하온 HAON (Prod.by BOYCOLD)』を特定するなどした。

カバー

YouTubeにカバーを上げているxooos 수스。彼女自身の歌い方は癖が強く、正直苦手。滑舌を悪くして粘っこく繋げるのは今の流行りだとわかってはいるが。それでもチェックしているのは、Tai Verdes『sheluvme』やEm Beihold『Numb Little Bug』など、選曲が良いから。既に十分ヒットした曲ではなく、わずかに先取りしている。彼女自身が人気のようで、本家オリジナルより再生されていることもある。彼女が歌ったことで本家の再生数が上がり、アーティストから感謝されることも。
Cry In My Gucci - Margaret (xooos cover)

Margaretはポーランドの歌手。東欧も興味はあるが、国や言語の数が多く、それぞれの国が小さいので、チェックするのは大変。だから、厳選してピックアップしてくれるのは、すごく助かる。

Spotify Release Radar

相変わらず、Spotifyのおすすめは的外れだけど、フォローしているアーティストの新譜をプレイリスト化してくれるRelease Radarは重宝している。アーティストのSNSYouTubeのフォローだと、リリース情報を見落とすし、Release RadarだとSNSをやっていないアーティストの新譜も拾える。その代わり、ブートレグみたいな雑なリミックスも拾ってしまうが、我慢できる程度の数。アルバムがリリースされても、Release Radarプレイリストにアルバムの曲全曲が載るわけではないので、その点も注意。毎週金曜日が楽しみ。

コラボ

好きなアーティストがコラボしたら、コラボ曲以外も何曲かチェックしている。
Tokischaを知ったのはRosalíaとのコラボ曲『Linda』がきっかけ。Rosalía、Tokischaはコラボしまくっている。

ROSALÍA, James Blake - Barefoot In The Park
ROSALÍA, J Balvin - Con Altura
ROSALÍA, Lil Baby, Travis Scott - HIGHEST IN THE ROOM 
ROSALÍA, Travis Scott - TKN
ROSALÍA, Ozuna - Yo x Ti, Tu x Mi
ROSALÍA, BAD BUNNY - LA NOCHE DE ANOCHE
ROSALÍA, Billie Eilish - Lo Vas A Olvidar
ROSALÍA, The Weeknd - LA FAMA
ROSALÍA, Tokischa - Linda

Tokischa, J. Balvin - Perra
Tokischa, Marshmello - ESTILAZO
Tokischa, Madonna  - Hung Up 

Ed Sheeranは、ラテンアーティストやHIPHOPアーティストとコラボするようになってから、よく聴いている。ロシア人日本のアニメオタクМЭЙБИ БЭЙБИ(MAYBE BABY)は、Дора(ドラ)とコラボしているので、YouTubeの関連動画に表示されたようだった。彼女は、アニメだけでなく日本のオタク文化にも詳しく、KPOPダンスカバーグループにも所属していてダンスが上手く、それでいて批判とユーモアを交えたリリックを書いて速いラップができる多才な方。

本ブログではお馴染みのアルゼンチンのプロデューサーBizarrap。毎回ゲストアーティストを招いてセッションをする『BZRP Music Sessions』52回目は、スペインのラッパーQuevedoとのコラボ。7月15日から9週連続で、Harry Styles『As It Was』を2位に抑え、Spotify Top Songs Globalの1位を維持している。アルバムも出しておらず、曲数も少ないのに、Spotifyのアーティストランキングも52位。

彼は、知名度や人気ではなく、自分が一緒にやりたいアーティストと組んでいる。彼のキュレーションは信用できる。BZRP Music Sessionsに出演したPtazetaとVillano Antillanoがコラボするなど、数珠繋ぎで面白いコラボが広がっている。

Twitter

Twitterの表示仕様が変わってから「最新ツイート」ではなく、「ホーム」表示に変えた。フォローしていない人のツイートも表示されるが、今のところまあまあ好みにあっているし、さほど不快なものも表示されていない。新しい音楽やアーティストを知ることはほとんどないが、ごく稀に他のルートでは得られなかった収穫がある。

Namliss - Zetsumyō

単に片言の日本語単語を並べただけのようだが、最後まで聞くと日本語ラップで良い事話し出す。アルバムも、Coolio『Gangsta's Paradise』やNellyみたいな90年代から2000年初頭のHipHop/R&Bの雰囲気で、ダークなトラップから甘いR&Bまで上手く一枚にまとまっている。『1000 Kisses』は、Luther Vandross『Never Too Much』をサンプリングしていて好みが合いそうだ。

Vera Strondh
Rosalíaで検索していてて見つけたドラァグクイーンダンサーの方。

ダンスがパワフルで、日本ではあまり聴かれていないラテンやトラップでも踊っている。ドラァグのメイクやファッションも、例えばこの写真はブラジルのGloria Grooveのようで素敵。

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