Khalid - New Normal パンデミック後 新しい日常に見出す安らぎ

1年前はまだ、ここで力を合わせれば良い方向で変えられるような気がしていた。今は、これだけ政府の無策でひどい状況でも、次の選挙で何も変わらないような気がしていて、批判する気にもなれない。個人が頑張ってできる範疇を超えている。それでもここでやっていくしかない、この状況で追い求めることができる幸せは何だろう、そういう考えにシフトしている。気持ちの変化や今の心情に、ちょうど寄り添ってくれる歌に思えた。

Khalid - New Normal

歌詞

[コーラス]
あなたは自分のやり方を見つけましたが
触れ合いがなくなり辛いままでいるのに
決して満足していません
あぁ、しかし夏はいつか終わります
しっかり約束は出来ませんが
あなたはきっと大丈夫

[バース 1]
あなたがベッドを整えているのを見ました
どこか暗い場所で
とてもひどいことになっています
ここまでになるとは誰にもわかりませんでした
望んでいたことではありません
どのくらいの速さで時が過ぎますか?(どのくらい早く)
この瞬間を生きる
当たり前になってきています
New Normal(新しい日常)
そこで暮らすのも、理解しないのも、私たち次第です

[コーラス]
あなたは自分のやり方を見つけましたが
触れ合いがなくなり辛いままでいるのに
決して満足していません
あぁ、しかし夏はいつか終わります
しっかり約束は出来ませんが
あなたはきっと大丈夫、大丈夫

[バース 2]
あなたはページを選べません
そのように物語が進むのです
あなたが作る、この人生において
あなたがコントロールできるものではないのです
あなたは叫んでいるのに誰もその声を聞いていないようなものです
なぜなら全てが変わりつつあるから

[コーラス]
(あなたは自分のやり方を見つけても満足できず)
なぜなら全てが変わりつつあるから(変わりつつ)
そして、それを止めることはできません
(あなたは自分のやり方を見つけても満足できず)
なぜなら全てが変わりつつあるから

[ブリッジ]
単にそういう季節なのです、単にそういう季節なのです
単にそういう季節なのです、単に
(最初に戻って)
単にそういう季節なのです(単に)、単にそういう季節なのです
単にそういう季節なのです、単に

[コーラス]
あなたは自分のやり方を見つけましたが
触れ合いがなくなって辛いままでいるのに
決して満足していません
あぁ、夏はいつか終わります いつか

Khalid - The Making of New Normal

以下、Khalidと映像ディレクターAndy Hineによる解説の和訳。

彼(Khalid)はパンデミックの間とその後の自身の生活を静観しています。
Khalid「クリエイターとして、初心に戻ったような気がしています。私の真の芸術的能力を向上させ、自分を作家へと推し進めたいと思っています。この音楽は、より凝縮した音を使うことを許してくれた結束の強い音楽プロデューサーグループと作業により、大変脆弱な場所から生まれました。

KhalidとディレクターのAndy Hineは、Joshua Tree国立公園をハイキングしているときに、この映像の着想を得ました。このビデオは近い将来が舞台で、自動車の自動運転・ドローンでの配達・自然と建築のシームレスな融合を紹介しています。
Khalid「私の探求テーマは、私たちの生活にテクノロジーがより一層一体化するポストモダンの世界についてになってきています。正に私は、母なる自然との自分との関わりに、のめりこんでいます。」

(MVの中で)Khalidが、ロサンゼルスの古い商業施設を象徴するBradbury Buildingの美しい内装を探索しているのが見えます。建物は1893年に完成しました。この場所を使うことで、Khalidは未来を歓迎するように、過去も受け入れています。

Andy Hine「そう遠くない将来、人々は部屋の中に自分の植物のスペースを設けたくなり、ソーシャルメディア上のトレンドは続きます。街角には植物の店が増えます。将来、人々はより家で時間を過ごすようになり、植物は適度な責任と共に部屋の中に命をもたらします。

Khalid「マンションの酸素がポイントです。自動で水やりができる植物にあふれたマンションが欲しいです。マンションの中では、壁に絵やメモがかかっています。壁の上に見えるものは、本物のファンからの手紙やファンアートです。私はそれらにとても価値を感じていて、頂いたものは全てとってあります。このビデオの中で、ファンの方々は自分を見ることができ、ファンは私と共に新しい時代の一部であるとわかってもらえます。」

Andy Hineは、視聴者の注意をKhalidと彼のパフォーマンスに引き付けておくため、物語の流れを最小限にすると決めました。Khalidは、2020年に発見されたNEOWISE彗星から学び、未来をテーマとした探求に興味を持つようになりました。将来を考えることは、複雑な気持ちを伴います。Khalidは、訪れるであろう日々の中に安らぎを見つけました。彼は、彼のファンが彼の音楽を聴いて心が安らぐことを願っています。

Khalid「私は、何かへと変わる変化と、それに伴うより良い体験を受け入れ始めています。最初は居心地が悪いかもしれませんが、何かが成長することは、時に心地よくないものです。」

Copyright © 電子計算機舞踏音楽 All Rights Reserved.