Coachella 2022 LGBTQ+アーティストの数

Coachellaのラインナップには、知っている名前がたくさん並んでいて楽しい。Pabllo Vittar、Rina Sawayama、Kim Petras、Honey Dijonなど、LGBTQ+アーティストも多数出演している。もちろん、超大規模フェスなので、出演者の母数自体が大きいということもある。とは言え、多岐にわたる音楽ジャンル、海外も含めた膨大なアーティスト群の中から、単に客が呼べるかだけでブッキングしたなら、これだけの数には至らなかったのでは。

Phoebe Bridgers
Rina Sawayama
Arlo Parks
Princess Nokia
Doja Cat
Megan Thee Stallion
Orville Peck
Kim Petras
Japanese Breakfast
MIKA
Brockhampton
100 gecs
girl in red
Pabllo Vittar
Honey Dijon

Coachella 2022 Is Chock-Full of Queer Artists | them.

Here Are All the LGBTQ+ Artists We Can't Wait to See at Coachella 2022

アーティスト自身はLGBTQ+ではないが、LGBTQ+の人に人気にあるアーティストMaggie RogersやCarly Rae Jepsenも出演し、LGBTQ+の人が楽しめるフェスとなっている。自身のセクシュアリティを公表する必要はないから、上に挙げたアーティスト以外でもLGBTQ+の人はいるかもしれない。

Honey Dijonを除く、上記全てのアーティストのパフォーマンスが配信された。(Lawrence、Nicki Nicole、Nathy Peluso、Olivia O'Brienなどは観たかったけど配信されなかった。配信されないアーティストも結構いる。)LGBTQ+に限らず、2019年に続き、アフリカ出身のBLACK COFFEEやモンゴルのTHE HUを紹介する短い映像も配信されるなど、少数派もサポートする姿勢が感じられた。

日本でフェスのジェンダーバランスが一時だけ話題にはなったが、そんな声が上がる前に、ここまでがっつりとクィアアーティストを組み込むCoachellaはさすが。クィアだからというやっかみも聞こえないし、そんなことを言わせないくらい各アーティストに人気と実力がある。

CoachellaフェスのオーナーPhilip Anschutzが共和党に多額の寄付をしていることから、LGBTQ+の方の中にはボイコットすべきという人もいるそうだ。ボスが保守的なのに、これだけクィアアーティストを組み込めるのが驚き。そのフェスで「ゲイと言ってはいけない」法反対のMCを挟むRina Sawayamaもやるね。

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