コソボ アルバニア人 Rita Ora x Imanbek EP『Bang』ブルガリア共産党ブズルジャ記念館
1990年コソボの首都プリシュティナで生まれたRita Oraは、ユーゴスラビア紛争（1991年～）のため、生まれてすぐに両親に連れられイギリスに移住した。最新EP『Bang』のMVは、コソボの衣装を身にまとい、旧ユーゴに隣接するブルガリアで撮影。
Rita Ora x Imanbek – Bang [The Official EP Film]
「私は伝統的なコソボの衣装を着ています。」と、アルバニア人だが、コソボの首都プリシュティナ生まれたOraは言いました。
映画の冒頭で見られた民俗衣装は、OraがMVやレッドカーペットで過激でエッジ―、そして時に文化の盗用スタイルをよく着ていましたが、そこから逸脱し、覆い隠しています。彼女は、昨年、コーンローやアフロで登場し、黒人のような見た目にしたことで、非難を呼び起こしました。
コソボの衣装は、コソボ出身のデザイナーValdrin Sahitiによって手作りされました。彼は、凝った装飾の花嫁衣裳と煌びやかなガウンにより、ヨーロッパとアラブ首長国連邦で、最も知られています。「非常に力強く、黒地に金と赤で、そして多数の宝石でとてもきめ細かく、びっしりと刺繍されています。」と、そのセレブシンガーソングライターは、WWDに語りました。
（デザイナーの）Sahitiは、インスタグラムで、Oraについて書きました。「コソボを地図に載せなさい。彼女は我々の伝統的な民族様式をみんなに見せたいと、私に言いました。そこで、私は、彼女が我々の国のために成し遂げたことの重みに見合う、この傑作を制作しました。」
コソボの伝統と民族衣装のエッセンスを取り入れた衣装、ブルガリアの大地をかける馬、ブルガリア共産党ブズルジャ記念館。映像が美しい。
東ヨーロッパの共産圏特有の質素且つ強く巨大なコンクリート建築。ブルガリア共産党ブズルジャ記念館。
EP『Bang』は、他民族で、Z世代を起用した作品となっている。
Rita Ora x Imanbek EP『Bang』
1. Big (feat. Gunna)
2. Bang Bang
3. Mood (feat. KHEA)
4. The One
Imanbekは、カザフスタンの20歳のDJ兼プロデューサー。OraとはZoomを介して制作した。
2曲目の『Bang Bang』はHarold Faltermeyer『Axel F』（Beverly Hills Cop）を大胆にサンプリングした90年代風ダンスナンバー。
Harold Faltermeyer - Axel F (1984) Beverly Hills Cop
Gunnaはアメリカのラッパーで、MVの中にも出てくる。
KHEAは、アルゼンチンの20歳のラッパー。アルゼンチンでトラップを歌ってるということは、もしかしてと思ったら、案の定Bizarrapともコラボしていた。
KHEA || BZRP Music Sessions #34
Dua Lipa、ILIRA、Bebe Rexhaもアルバニア人。時間があったらアルバニア特集を書きたい。
