Madonna 『Like A Prayer』過去が未来に追いつく #blacklivesmatter

Madonnaの音楽の中で、一番好きな作品。ゴスペルを知るきっかけにもなった。なんとなく、久しぶりにミュージックビデオを観た。MVの中で、黒人の男性が誤認逮捕される。これってBlack Lives Matterだよなと思った。

Madonnaも、インスタに投稿していた。

過去が未来に追いつく……

このビデオは30年前に作成され、多くの論争を引き起こしました。
なぜなら
1.黒人男性に対する警察の残虐行為と誤認逮捕を描きました。
2.私は正義ために祈ろうと教会に行き、黒人の聖人を発見しました
3.その聖人が泣いていました 彼は感情を持っていました
4.私はその黒人の聖人にキスをしました
5.犯していない罪により投獄されている彼を釈放しようと、私は最善を尽くしました。

私のペプシとの契約は、キャンセルされました。
我々全てにとって、このように長い道のりですが、現在アメリカで起こっている、長くかかり遅れていたこの革命は、その変化を目撃するだけでなく、これら全ての偉大な若い指導者たちが現れるを見られて、とても素晴らしいです。
#blacklivesmatter
#likeaprayer
#nojusticenopeace

 

30年前に、黒人差別をテーマとしてポップな作品に仕上げ、大手飲料メーカーからキャンセルされても、ローマ教皇カトリック信者を敵に回しても、折れなかった。近年は、エキセントリックおばあちゃんみたいになってしまっているけど、気骨がある。

アーティストなんだから、作品で表現しろとは言わないが、作品の方が広く伝わり、印象に残る。頭に作品が残って刷り込まれ、自分の考え方に影響し、行動が変わる。IC3PEAKの作品もそうだったけど、歌や映像に魅力があって、なんだろうと興味を持って調べているうちに、理解が進む。無意識の差別は、無知からも生まれるからね。SNS黒くしたり、募金したり、リツイートしてるだけの人は、正直あんまり信用していない。

日常的に差別の問題を考えている人ほど、Black Lives Matterの盛り上がりに、当惑していたように思う。フェミニスト批判している人が、Black Lives Matterとか言っててもね。年始に炎上した女性批評家・ライターのブログを、タイトルだけで誤解して、会ったこともない私を「こいつ」呼ばわりしたり、「謝れ」とSNSで言ってきた人たち。C.R.A.C.のアカウント凍結により、彼らのツイッターのアイコンが、一斉にC.R.A.C.になったときは、笑っちゃった。ブログでジェンダーギャップの問題提起して、なんで反差別団体側の人に攻撃されなあかんねん。

石野卓球氏とか、人気や力のある人のことは、見て見ぬふりするよね。声を上げることのできない人への差別は、私は特に許せない。黒人の人はまだ人数も多いし、声を上げることはできるけれど、弾圧されていたり、危険があってできない人はたくさんいる。黒人だけじゃないという人に、だったら声を上げればいいと言う人はわかっていない。

共産党 小池晃氏の小池百合子都知事への揶揄、ツイート原文も読んだが酷かった。河井案里氏が顔のことをいじられていたり、女性でなければ、されないいじられ方が散見される。ずっと言い続けているように、反差別ではなく、嫌いな人を攻撃し、好きな人を守りたいだけ。差別を理解できている人は、本当に少ない。

30年後にも評価されるような作品、どんどん見つけていきたいですね。

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