YouTube Top Music Video Chart (6月26日-7月2日)100曲中14曲が韓国
ダンスや映像が好きで、言葉のわからない外国語の音楽を探しやすいので、YouTubeで音楽を聴いている。今週のTop Music Video Chart、100曲中14曲が韓国(日本人で構成されるNiziUも含む)。私は毎週チェックしているので肌で感じているが、日本の音楽業界や音楽メディアの方々って、あんまり世界の状況が見えてないんじゃないかと思って、数字を出してみた。
黄色が韓国、ブルーは日本でも知名度のあるアーティスト。
YouTube music charts
このチャートには、何年も前の古いMVも上がるし、人口の多い、スペイン語やヒンディ語の音楽が有利。2位のBTSの曲はなんと、日本語。BTSは世界的に人気なので、日本人だけがチャートを押し上げているのではなく、コメント欄も英語ばかり。韓国の人口は日本の半分以下で、それだけ話者も少ない。それでも、韓国語のMVがチャートインしている。何度もしつこいけれど、英語でなくても世界進出できる。
BTSのBig Hit Labels、JYP Entertainment強い。
Billboardのチャートには、YouTubeの再生回数も反映されるので、このチャートは侮れない。
Billboard is changing its albums chart to count YouTube streams - The Verge
売れている音楽が良い音楽だとは決して思わないし、再生数が多いMVが良いとは限らない。ただ、それには何らかの理由があって、私は実際にチャートの中から面白い音楽やMVを見つけてきた。言語や地理的なハンデなく、世界と勝負ができる業界は本当に少ないから、野心のある日本のアーティスト方は、もっとチャレンジしてほしいんだな。