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パソコン音楽クラブ、 Soleil Soleilを知ったのは

2016年の秋、少し仕事を休むことになった。音楽を聴く時間ができた。Youtube藤井隆関連の動画を見ていて辿り着いたと思うのだが、tofubeatsを知った。今では考えられないが、テレビとYoutube、ごくたまに店舗でCDを視聴する中では、tofubeatsを知らなかったのだ。中田ヤスタカRAM RIDERまでは辿り着けていたのだが。

tofubeatsの出身地は私の実家と近く、日能研に通って中学から私学という共通点があり、彼の音楽情報を集め始めた。電車通学でいつも眺めていた旧グッゲンハイム邸でのライブ演奏の動画も発見し、胸が熱くなった。放置していたtwitterのアカウントでフォローした。

ちょうどその頃は、in the blue shirtがCDをリリースする時期だったので、tofubeatsが応援していたin the blue shirtを知ることになる。聴いたことがないタイプの音楽だが、彼の作るメロディに魅せられた。ある日、裸で流木をかかえた美しい男性の写真にtofubeatsがつっこみを入れていた。それがseihoだった。seihoの写真はエロチシズムは決してなく、princeを思い起こさせる美しさだった。彼の他の写真を見ると古着を素敵に着こなしていた。学生時代神戸の古着屋を巡って、70'sの日本の高い技術で作られた状態のよい古着集めを趣味としていたので、センスに惹かれた。これも信じられないが、SoundCloudを知らなかったので、Youtubeで聴けるseihoさんの曲を探しては聴きまくった。

そして2016年10月14日に、seihoがtwitterでDJのストリーミングをすると告知した。「お寿司を買ってパソコンの前で正座して待ってて。」みたいなことをつぶやいていたのまで覚えている。だってその通りお寿司を買って、わくわくしながら待っていたから。Vermilion@FAN 堀江である。

パソコン音楽クラブは割と早めの時間だったと記憶している。音楽をやってそうな服装の人もいる中で、理工学部にいそうな本当に地味な大学生みたいな二人が出てきて、逆にビジュアルインパクトは絶大だった。DJは「俺様、かっこいいだろ。」みたいな人が、そういう態度でするものだと思っていたので、二人が心から楽しそうにプレイする姿はかなりのインパクトだった。板尾創路のボイスをサンプリングしたちょっとネタ系の曲から、Floating Pointsを思わせるLegsまで、ストリーミングの視聴者を魅了し、コメント欄を大いに沸かせた。

そしてもう一人、他のDJよりも圧倒的に好きな音楽をかけていたのがSoleil Soleilだった。Rhye - Open (Soleil Soleil Remix)をかけていた気がする。

Vermilionがなければ、パソコン音楽クラブもSoleil Soleilもずっと知らなかったかもしれない。私の人生を変えるようなイベントを開催してくれたseihoにとても感謝している。

Vermilionでは、知らない曲にも関わらず、どれも好きな曲ばかりが流れてきて驚いた。Youtubeを見ても、タワレコに行っても、どれもいまいちな音楽ばかり、昔熱狂したような音楽にはもう出会えないと思っていたけれど、好きな曲がどんどん流れてくる。一体何なんだ!パソコンにくぎ付けになって動けず、何時間も聴いていた。そして、翌日以降もこの高揚感は続いた。