ピアノハウスづくし 17曲

また新たにピアノハウスを見つけてしまい、プレイリストを作成。(ピアノハウスとは、ピアノはサビのメロディを奏でるのではなく、印象的なピアノの和音をビートのように繰り返し響かせる広義のハウスである。と、私が勝手に定義しているもの。)自分で作ったプレイリストが良過ぎて、興奮して寝付けなくなってしまった。何年経っても似たようなピアノで高揚感が得られるし、ここまで来たらケアホームに入ってもノリノリで聴いてる気がする。Leftwing : Kody『I Feel It』のミュージックビデオみたいに、ピアノハウスを聴きながら、シニアカーでぶっ飛ばしたい。

プレイリストにして並べてみると、比較することで、ピアノ音の活かし方や用いる音域帯の違いなど、それぞれの特徴が見えてくる。もちろん、Korg M1ピアノと生音の違いなんかも。

1. Hyper Go Go – High (1992年)
2. Julie McDermott – Don't Go
3. Inner City –    Your Love (Serial Diva Radio Edit) 
4. Urban Cookie Collective – Feels So Good
5. Kamasutra, Kym Mazelle – Love Me Or Leave Me (Club Roots)
6. Hustlers Convention – Meltdown '95
7. Leftwing : Kody - I Feel It (2019年)
8. Kink - RAW(2019年)
9. Chapter & Verse - Shinner(2021年)
10. Joel Corry - Sorry(2019年)
11. Mondo Grosso, BoA - Everything Needs Love (Album Edit)(2003年)
12. TIEKS, Dan Harkna - Sunshine - Radio Edit (2016年)
13. TIEKS, MNEK - The Funk - Acoustic Version (2022年)
14. Joe Cleen - Care While It Lasts (2018年)
15. Jazztronik - Samurai (2004年)
16. The Black Madonna - He Is The Voice Hear (2017年)
17. Black Box - Ride on TIme (1990年)

1~6曲目は、1996年にavex traxから出ているコンピレーションアルバム『Velfarre Presents Happy Handbag 4th Scene』収録曲。つまり、90年代のハウス。Korg M1ピアノっぽいシンセのピアノ音と、ソウルフルな女性ボーカルとの組み合わせ。景気の良い時代に着飾った女性がハンドバックを持って踊る曲のコンピレーションなので、派手で華やか。remixやeditがやたら多くて、クラブやディスコでかけられていたのを実感。

7. Leftwing : Kody - I Feel It (2019年)
90年代ピアノハウスっぽいが、ボーカルはサンプリング。元ネタは、Debelah Morgan『I Love You』(1998年)で、しっかり90'sをリファレンスしている。サビじゃないところを抜いているし、ピッチも上げてあるから全然わからなかった。

8. Kink - RAW(2019年)
EP『Piano Power』の4曲目。生音っぽい低音のピアノが効いている。

9. Chapter & Verse - Sinner(2021年)
つい先日見つけたこの曲は、イギリスのDJ兼プロデューサー Joel CorryがDJで、かけていた。Joel Corryは、UK garageの影響を受けた人で、Becky Hillをフューチャーした最新曲『HISTORY』も良かったし、MNEKとの『Head & Heart』は2020年の年間ベストに入れたくらいだし、好みが似ているのかも。
ボーカルのサンプリング元は、Marlena Shaw『Woman of the Ghetto (Live)』(1973年)。『Woman of the Ghetto (Catz 'N Dogz Remix)』を誰かがかけていて、曲検索した記憶があるが、そのDJが誰だったか思い出せない。

10. Joel Corry - Sorry(2019年)
そのJoel Corryのヒット作『Sorry』。オリジナルはMonsta Boy『Sorry (I Didn't Know)』(1999年)の2-step。

11. Mondo Grosso, BoA - Everything Needs Love (Album Edit)(2003年)
日本のピアノハウスも漏らさず入れましょう。あたりの柔らかなピアノにBoAの力強いボーカル。イントロでじらされた分、「Everything Needs Love」を合図に踊りたい気持ちが爆発する。DJ WILDPARTYによるかけ方のお手本。

この曲が収録されたアルバム『Next Wave』は、アルバムのリード曲になりそうなインパクトの強い曲が何曲もあって、それぞれテイストの異なり個性を主張し合っている。DJのようなアルバムの組み方ではなく、アルバム通してずっとうるさくて最高。

12. TIEKS, Dan Harkna - Sunshine - Radio Edit (2016年)
13. TIEKS, MNEK - The Funk - Acoustic Version (2022年)
『The Funk - Acoustic Version』は、つい最近リリースされた曲で、9月2日更新のSpotify Release Radarに入っていた。(MNEKをフォローしているから。)今回MNEKとコラボしたTIEKSのヒット曲ということで『Sunshine』も知った次第。
生音っぽい次の曲Joe Cleen『Care While It Lasts』に繋げるためにここに持ってきた。

14. Joe Cleen - Care While It Lasts (2018年)
京都のDJ、Tamura Maakiさんが上手にかけてらした思い出の曲。Jazz Cabbageというレーベルで、キャベツがピアノを弾いBているかわいらしいジャケット。ボーカルもボイスサンプリングもなく、強めのハイハットやハンドクラップもなく、90年代ハウスやEDM寄りのJoel CorryのDJからするとアコースティックでジャズ寄りだけど、ジャズの人からするとディスコやハウスなのかしら。

15. Jazztronik - Samurai (2004年)
ピアノがサビのメロディを奏でているのでピアノハウスではないが、Joe CleenからのJazz寄りハウスで、2 stepのこの曲も入れておく。

16. The Black Madonna - He Is The Voice Hear (2017年)
10分越えの長い曲。ディスコ元年での、DJいとうさんのかけ方がかっこよかった。やはりこの曲は、かけるDJを選ぶ。

17. Black Box - Ride on TIme (1990年)
最後に、90年代ハウス、Korg M1 pianoで締め。

『String Of Life』はDerrick Mayがというより、曲自体が好きではないので入れない。Beyoncé『BREAK MY SOUL』も同じく。

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