イギリス・アメリカのガールズグループ、K-popアイドルが画一的に見られる理由
K-popもチェックし始め、音楽の種類としては意外と多様であることは見えてきたが、皆痩せていて身長も揃っており、容姿が画一的な印象は否めない。女性のショートヘアでさえ、ほとんどいない。ぽっちゃりした子、身長が低い子、一重で目が細い子がいるグループもあるのかもしれないが、そういうグループも売れたらいいなと思う。決まった見た目でないと、K-popアイドルにはなれないような気がしてしまうから。
MVにおいても、バックダンサーに多様な人種がいることは当たり前になってきている。それに慣れている人は、K-popの画一的・単一的なところに違和感を感じてしまうのでは。欧米のK-pop嫌いの人の中には、そういう人も含まれているように思う。
文字で説明するよりも、百聞は一見に如かず。イギリス・アメリカの代表的なガールズグループを見てもらえば、わかってもらえるかもしれない。人種・体形・髪型が多様。
- Spice Girls(イギリス、1994–2001)
- The Pussycat Dolls(アメリカ、2003–2010)
- Little Mix(イギリス、2011–)
- Fifth Harmony(アメリカ、2012–2018)
- Citizen Queen(アメリカ、2018-)
- Boys World(アメリカ、2020–)
Spice Girls(イギリス、1994–2001)
Spice Girls - Wannabe(1996年)
日本でもヒットした曲。1996年の曲だが、わかりやすく見た目が多様。
The Pussycat Dolls(アメリカ、2003–2010)
The Pussycat Dolls ft. Avant - Stickwitu
ニュー・バーレスクをコンセプトとして始まったグループだと、今回調べて初めて知った。すごい名前のグループだと思っていた。
The Pussycat Dolls REUNITE and perform new song 'React'! | Final | X Factor: Celebrity
メインボーカルNicole Scherzingerが41歳のときのパフォーマンスが激しい。3メートルくらいの台から飛び込んで、下の人にキャッチしてもらったり、上から水の塊が落ちてきてお腹で受けたり。
Little Mix(イギリス、2011–)
Little Mix - Sweet Melody
オーディション番組『The X Factor』の優勝者。
Fifth Harmony(アメリカ、2012–2018)
Fifth Harmony - Work from Home ft. Ty Dolla $ign
オーディション番組『The X Factor』出身のグループ。
Citizen Queen(アメリカ、2018-)
PentatonixのScott Hoyingがプロデュースするアカペラグループ。
Boys World(アメリカ、2020–)
Boys World - Girlfriends
Boys WorldのBoysは「best of yourself」の頭文字。MVの中では、Queenie Maeがタガログ語、Makhyliは手話、Oliviaはポルトガル語を披露している。
グループのメンバーは画一的に見えても(少し知れば個性があることはわかるが)、K-popの音楽やダンスは欧米グループより多様。K-popグループの数が多い分、競って他グループとの差別化を図った結果、進化したのでは。