ヨーロッパ旅行制限の解除、ただしイギリスとスペインは

鎖国状態から、徐々に国境を超える旅行制限が解除され始めている。

ドイツ、EU、シェンゲン諸国、イギリスの旅行禁止を6月15日から解除

ベルリン(ロイター)-ドイツは、EU加盟国に加えて、イギリス、アイスランドノルウェーリヒテンシュタイン、スイスの旅行禁止を6月15日から解除します(これらの国での入国禁止または大規模な封鎖がない限り) 。
(ドイツ外相)ヘイコ・マース氏は水曜日に記者団に語り、スペインと(ノルウェー自身がが海外からの)入国禁止としているノルウェーを除く、全ての関係国がこれらの基準を満たしたと語り、議会は入国禁止を延長するかどうかを判断していると述べた。
マース氏は、旅行警告はガイドラインに置き換わるだろうと述べ、14日間の検疫が行われている間、ドイツ人は必須でない場合はイギリスに旅行しないように促されると付け加えた。

Germany to lift travel ban for EU, Schengen countries and UK from June 15 - Reuters

スペインの観光大臣はイギリスのコロナウイルスの状況が「改善する」までイギリスの観光客を禁止します

スペインの観光大臣は、イギリスのコロナウイルスの状況が「改善する」まで、イギリスの観光客を禁止しました。
イギリスのコロナウイルスの状況によるギリシャキプロスへのイギリス人観光客の禁止に続いて、スペインの観光大臣、マリア・レイエス・マロトは、イギリスからの観光客が一番最初に、この国(スペイン)で休暇をとることができることはないと述べました。
レイエスマロト氏は、非常に優れた「疫学的状況」のため、ドイツと北欧諸国からの観光客がスペインを最初に訪れる可能性が最も高いことを明らかにした後、旅行制限の解除後にスペインで休暇を過ごすことを望んでいたイギリス人観光客に疑問を投げかけました。スペイン政府がホリデープロバイダーのTUIとJet2holidaysとイギリスからの観光客の許可について話し合ったにもかかわらず、レイエスマロト氏は、「イギリスで健康状態は依然として改善されなければならない。私たちにとって、人々が健康に到着し、健康を維持することが重要です。 」
観光はスペインの最も重要な産業の1つであり、特にナイトクラブのホットスポットであるイビサではそうです。スペインは年間約8000万人の観光客を迎え、業界は国のGDPの12%以上を提供しています。

SPAIN’S TOURISM MINISTER BANS BRITISH TOURISTS UNTIL UK’S CORONAVIRUS SITUATION "IMPROVES"

日本への入国規制緩和

「検疫や入国制限は省庁の管轄がそれぞれ異なり、縦割りの状態にある。政府が一体となって、感染者が入国するリスクを分析し、制限を掛けたり緩和したりする仕組みを急いで作らなければならない」

感染状況が落ち着いていて日本との経済的なつながりが大きいとして、タイとベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの合わせて4か国について、ビジネス関係者らに限って緩和する方向で検討しています。
早ければ、今月中にも緩和する方向で4か国との協議を進めていて、実現すれば感染拡大以降、初めての緩和措置となります。

“感染者 1日10人の入国で3か月後に大規模流行” 専門家 | NHKニュース

イギリス人アーティストも複数出演予定だったフジロックフェス。8月末には、ビジネス関係者として入国できる見通しで、決行するのかと思っていたら、中止が発表された。さすがにあの規模だと、直前になって、ヘッドライナーが入国できないのでやっぱり止めるということもできないのだろう。

日本のCOVID-19による死亡者は、決して少なくない。むしろアジアパシフィックの中では多い。あまり減ってきていない。麻生財務相が、外国から対策を聞かれなくなったのも当然。日本人は、いつから海外の国に入国させてもらえるのか。それによって、日本の状況と対策が、海外から本当はどう評価されているかが見えてくる。

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Situation report - 137 Coronavirus disease 2019 (COVID-19) 5 June 2020

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