BewhY (비와이) 『나란히 (side by side) 』誘惑はすぐそばに 四つ打ちヒップホップ
NETFLIXのホラードラマ『Sweet Home』のサントラ。
Sweet Home －俺と世界の絶望－ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
作詞作曲編曲は、BewhY自身。スターウォーズのサントラを手掛けたJohn WilliamsにインスパイアされたBewhY。今作も、得意のオーケストラと合唱でホラーを表現している。ボーカルが始まると四つ打ち。モンスターから逃げるように、BPMは早めで疾走感がある。ヒューと息を吸う音が恐怖を煽る。歌とラップを行き来し、ラップ表現の幅も広い。ラップの技術も高く、作詞作曲から編曲まで自分だけでやって、ここまでの作品が作れる。
[SweetHome OST] BewhY (비와이) - 나란히 (Side By Side)
歌詞
敬虔なクリスチャンであるBewhY。今回も聖書に関係したリリックになっている。常に誘惑は隣りあわせ（side by side)であり、その葛藤が表現されている。
ただ前を見て走る、ここはソドム
ただ前を見て走る、ここはソドム
ただ前を見て走る、ここはソドム
ただ前を見て走る、ここはソドム
（ソドム：旧約聖書に出てくる都市の名前で、犯罪・傲慢・利己主義・性的な面で堕落し破滅した。）
振り返らない
足は前を向いている
仕方がない
臆病で飛べなかった日々
いつの時代を生きている
俺のエゴ
俺の歩みの一歩一歩が
解放への叫び
話さなくてもお前の額の汗が嘘だと物語っている
秩序は見えなくなり 礼遇（礼儀正しく手厚くもてなすこと）は消えた
記憶はなく 忘れた臭い
憎しみだけが追いかけてくる
強くいなければ
光に向かって（進む）
影が後ろからついてくる
お前はじっとしていられない
誘惑と隣り合わせ
お前は捕まえようとする
俺はお前から走り去る
疑いの中
隠れていた
騒がしさ
欲望
苦しみ
君への愛
堕落
俺の本能
誘惑は隣りあわせ
常に隣りあわせ
隣りあわせ
隣りあわせ
疑いと隣りあわせ
誘惑が再び
隣りあわせ
隣りあわせ
隣りあわせ
疑いと隣りあわせ
誘惑が再び
映像
映像は、ビジュアルアーティスト/写真家/舞踊家であるBAKi박귀섭。MV映像の解説があった。「成功は、私を甘く大きなクッキーのようにするが、永遠に続くかのように思えた甘い微笑みは歪んで消えて行き、最後には裸の自分だけが残った。私がどんな形をしているかに関係なく、私の人生は続く。」
BewhYは今年から兵役に入る。1年半から2年、音楽活動はできない。自分が韓国のHIPHOPを聴くことになるとは思わなかったし、お気に入りの兵役入りを経験することになるとは。戦争が起こらなければ、兵役には終わりがある。私にはどうしようもないし、他人の国の心配をしている余裕もないくらいだが、でもやっぱり周庭さんや他の活動家が心配。
民主活動家・周庭氏を重大事件の刑務所に移送 香港紙報道 - 毎日新聞
