Spencer Brown & Qrion - Rainy April 3年越しのDJ秘密兵器

「あっ?この曲。」と思ったら、プラハでのDJでかけられていた曲でした。繰り返し聴いたDJセットでかかっていた曲。
約1時間のセットのど真ん中、まるで、この曲を聴かせるために組んだDJセットかのように。Qrionさんは、自分の曲のかけ方がわかってる。石野卓球リミックスNew OrderTutti Frutti』からの繋ぎがかっこいい。

Qrion: Group Therapy 350 live from O2 Arena, Prague (Official 4K Set) #ABGT350

New Order - Tutti Frutti (Takkyu Ishino Remix)

Qrionさんの曲は、聴いただけでQrionさんだとわかるアイデンティティーがある。同じような曲調にならず、作風が定まっていて、音楽でそれができるのは凄いなと思う。1曲の中で起承転結のような展開があるのも、ハウスやテクノの中では珍しく、作りが凝っている。繋ぐ場所が決まってくるので、DJで使うにはスキルが必要になりそうだけど。

8月にApril?と思って少し調べたら、共作者が作品について語っていたので、一部和訳しておきます。
Spencer Brown teams up with Qrion for ‘Rainy April’ on Anjunadeep
"この度、Spencer Brownが、『Rainy April』というQrionとの驚きのコラボで、Anjunadeepに帰ってきました。
二人のコラボシングル『Rainy April』は、3年前、香港でのAbove & Beyond Group Therapy 300において、Spencer Brownのセットで初めてかけられ、1年後、プラハでのGroup Therapy 350にて、Qrionのパフォーマンスでプレイされました。ファンのお気に入りとなり、この8月にAnjunadeepからリリースされます。

Spencer Brownは、こう述べます。「Qrionとあるパーティで会って、お互いの音楽のファンであり、サンフランシスコ近郊に住んでいることがわかりました。2018年4月にモミジ(Qrionさんの本名)が私の家に来て、私たちは一気に『Rainy April』を書き上げました。スタジオセッションは、私たちの間に化学反応を引き起こし、多くのコラボの第一弾となりました。私たちはとても自然で効率的に作業し、お互いの強みを発揮します。私たちは3年間、DJセットでの秘密兵器として保持していましたが、この曲は2021年でも妙に新鮮に感じます。世界中の人がこの曲を聴くことに、とても興奮しています。」"

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