クラブイベントの収支は赤字なの?
クラブに行くのは自分が楽しいからというのが一番の理由だが、多くの音楽を無料で提供してくれているtrack makerを応援しているつもりでもあった。だけどなんとなく状況がわかってきて、2人で地方から東京に遠征すると、プラマイゼロ、もしかすると赤字なのかもしれない。せっせとイベントに行っても、応援しているアーティストにはお金が落ちてないなら、いくらイベントが楽しくても複雑。
どこに一番お金が流れていくんだろうと前から興味があったところ、クラブイベントの収支例を上げて下さっている方がいた。
RTの反応を調査して機材や音響の条件などは除外してかつレギュラーメンバーイベント系を想定するとこんな感じになりますが多分足りないよ。色々。https://t.co/N3VP5xDpYz
— B (@B4126) 2018年4月18日
DJが7人で客が40人だと、1人のDJが5人くらいしか呼べてないということになる。客に対してDJが多過ぎる。この規模ならVJ/カメラマン/フライヤー/広告も要らないのでは。(主催したこともないくせに、偉そうに言ってみる。)
これを参考に、Entree Fee/客数/箱の組み合わせでどんな感じになるかシミュレーションしてみた。
当たり前だが、会場費は固定費だから客数が多い方が利益が出易い。ギャラは、Boiler Roomに出たことがあるような人でも5万はいかないとか聞いたような気がするから、界隈で知れてる人でも3万~1万、120人規模のイベントなら2万~1万と予想(交通費も含め)。主催者の取り分20%は、必要なギャラ合計金額を差し引いて適当に設定した数字。集客120人、メインフロアの出演者5人、ラウンジのDJは交通費程度と想定すると、細かい雑費がどのくらい抜けているのかわからないが、予想客数に応じて場所/出演者数/ギャラを設定すれば、タダで友達たくさん入れたりしない限り、赤字にはならなさそうなんだけどなぁ。ただし、交通費を考えると地方から2組以上呼ぶのは厳しそう。
バンドライブはチケットノルマがあって大変と聞いて鵜呑みにしていたが、1500円×20枚、5つのバンド出演とすると15万円、会場費15万円とした場合それをバンドで割ると考えると、主催者が持つか出演者が持つかの違いだけでクラブイベントと変わらない。「いやいや、もっとノルマきつい。」とかなら、是非クラブでライブを。20人呼べないバンドだったら、路上とか配信で投げ銭してもらった方が利益が出るのでは。
次回は、出演料のの振り分け方について。
クラブイベントに行くことが応援になっていない
追記:箱側視点での記事がありましたので貼っておきます。
「出演者にもなるべく店のドリンクを飲んでもらう。出演者が控え室にこもっているより、フロアやバーで一緒に盛り上がっていたほうがイベントも絶対盛り上がります。」
— 電算機 (@senotic_id) July 14, 2018
下北沢THREE スガナミユウ
小さなライブハウスの挑戦 第1回 ナタリー https://t.co/rCJZAyRRBy