距離0から拓くデザインの未来─見る/聴くから“触れる”へ @ NTT ICC

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会期が短くすぐに終わってしまったのが残念だったが、触覚がテーマの体験展示が面白かった。仮想現実をよりリアルにするための触覚の利用、障害を持った方とのコミュニケーション手段など、今後汎用的に利用できる場所はたくさんありそう。時間軸でモノの形状が自在に変化できるような技術はそのうちできてくるだろうし、その前に技術をどう使うかデザインを先に発展させておくのは良いと思った。

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC×HAPTIC DESIGN PROJECT
「距離0から拓くデザインの未来─見る/聴くから“触れる”へ」
展示期間:2018年2月27日(火)─3月11日(日)

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atmoSphere
伏見はるな
evalaさんのSee by Your Earsで立体音響にはまり、「もっと手軽に楽しめたらいいのに。」と書いたばかりだが、既にあった。球体を持った状態で、バイノーラル録音をした音源をヘッドフォンで聴く。球体が音に合わせて振動するというもの。録音音源次第で、ヘッドフォンでもここまで立体的に聴こえるんだという驚き。振動も低音だけでなく、高音のピリピリとした触覚も再現されており、目を閉じ聴覚と触覚に神経を集中させると臨場感があった。BOSEの高そうなヘッドフォンだからかなと思ったが、SoundCloudにあった音源を家のイヤフォンでもある程度立体感があったので、これが録音音質の力なのかと思った。


LIP SERVICE
北恭子 迫健太郎
様々な質感の凹凸があるガラスのタバコで、唇で質感を楽しむというもの。見た目もネーミングもきれい。

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いしのこえ
MATHRAX
様々な形の石に触れると、それぞれ別の音が出るというもの。2つ同時に触れば、2音出るので音を重ねることもできる。電気を通さないような普通の石に見えたので、センサーで音が鳴るのかなと思ったが見つからない。仕組みが知りたかった。

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