渋谷の未来 音楽や流行の生まれる場所 おばあちゃんの原宿
渋谷区クラウドファンディング
渋谷区が関わるクラウドファンディングYOU MAKE SHIBUYA。
「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング 実行委員会」は、
【渋谷区】【渋谷区商店会連合会】【一般財団法人渋谷区観光協会】【一般社団法人渋谷未来デザイン】から構成されています。
リターンとして、GEZANやSIRUPがライブをする。
問い合わせのあったSHIBUYA CULTURE LIBRARYのDOMMUNEでのGEZANの出演に関して、今思ったことを書きました。我々の選択です。
— マヒトゥ・ザ・ピーポー (@1__gezan__3) 2020年8月28日
その上で各々が考え、選択してもらえたらと思います。 pic.twitter.com/Ph3DGBnJdS
どんな経歴でどういう考えの人が、"渋谷の未来をデザインする"のか、ご存じないんだろうな。DOMMUNEだって、最近はいつ覗いても、大抵高齢の男性が昔話をされていて、未来っていう感じでもない。超高齢化社会という意味では、未来でもあるんだけど。クラファンも、1,000万円の目標金額に到達したから、1,500万円の"ストレッチゴール"を設定してしまうあたり、大手広告代理店やコンサルの臭いがする。テーマソングは、カジヒデキが作曲、歌は野宮真貴。構想を考える人の渋谷のイメージは、2,30年前で止まったままなのでは。
<クラウドファンディング支援金の使い道>
・渋谷区公認(仮)の配信プラットフォームを構築
・オンライン配信環境の整備
・ 配信プラットフォームの構築と連携(企画制作サポート)
・“施設内で感染者が発生した際の消毒作業費用を全額負担する”など
・知識やビジネススキルを学べるビジネスサポートオンラインプログラム
支援金の使い道 | YOU MAKE SHIBUYA クラウドファンディング|#YouMakeSHIBUYA
配信なら、北海道や沖縄からでもできる。渋谷は家賃が高いし、アーティストが多く住む街でもない。渋谷から配信する意味は何なんだろう。多くの箱は、既存のプラットフォームで既に配信しているし。これが、渋谷のクラブやライブハウスの支援になるんだろうか。
渋谷未来デザイン
渋谷未来デザインの構成メンバーは、大企業出身者や、大企業相手に仕事をしてきた人。私のパソコンはそれなりのスペックなのに、YOU MAKE SHIBUYAのウェブサイトは負荷が高くて、まともに見れない。クラファンのページもゴチャゴチャしていて読みにくい。テーマソングは、野宮真貴とカジヒデキ。YOU MAKE SHIBUYAを、魅力的にブランディングができているとは思わないんだけど、そんな人たちがコロナ時代を生き抜くビジネスサポートができるのだろうか。
昨年秋の渋谷未来デザイン主催のナイトタイムエコノミーのセッションは、最悪だった。芝浦GOLDやYELLOW良かった話から、大企業だけがもうかるイベントの話。
渋谷未来デザイン <WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA>
— 電算機 (@senotic_id) 2019年11月1日
(大企業しか潤わない)単発や大規模イベントの話が中心、富裕層ターゲット、規制や国自治体の予算の利用しにくさ、そしてまだ芝浦GOLDの話。
感想:期待薄、規制の範囲でどれだけ面白いことして大きくするかを追求した方が。
ナイトタイムエコノミー https://t.co/jAkQ9epWQA
渋谷が元気にならないと東京が元気にならないし
東京が元気にならないと日本も元気にならないと思うので
まず渋谷がはやくもっともっと元気になってほしいと思います
すごい驕りだなと思うけど、大企業や東京生まれの人は、本当にこのくらい思ってそう。そもそも、渋谷は今も文化や音楽が生まれ、流行の発信地なんだろうか。
音楽の生まれる場所
Spotifyの上位アーティストを参考に Spotify Charts
東京 YOASOBI
横浜 瑛人
徳島 米津玄師
西宮 あいみょん
島根 Official髭男dism
神奈川 Tani Yuuki
東京 King Gnu
福岡 Rin音
不明 yama
福島 オレンジスパイニクラブ
大阪 Novelbright
東京 Vaundy
岐阜 ヨルシカ
不明 もさを。
東京 Mrs. GREEN APPLE
千葉 優里
尼崎 空音
群馬 back number
岡山 藤井風
不明 ずっと真夜中でいいのに。
愛知 緑黄色社会
宇都宮 秋山黄色
YOU MAKE SHIBUYAクラファンのリターンでライブをするGEZANとSIRUPは大阪、CHAIは名古屋でしょう。
東京はライブ・楽器屋・レコードショップもあるのに、むしろ地方がアーティストや音楽を生んでいるような。もしくは、インターネットが。昔のクラブカルチャーが語られるときに、必ず、クラブで遊びに来ていた人と仲良くなって、一緒に音楽やアートを制作して面白い作品ができたという話が出る。地方でもインターネットでも仲間は見つけられるし、音楽・映像制作から配信まで、一人でもできる。
おばあちゃんの原宿
巣鴨はおばあちゃんの原宿なんて言われていた。原宿も渋谷も、若い頃に渋谷系音楽とファッションで育って渋谷が大好きな、中高年の街にしてしまえばいいのでは。「おばあちゃんの原宿」ではなく、「原宿はおばあちゃんの街」に。東京の大きな企業でも早期退職名目のリストラをしているし、前澤友作さんのように稼いでお金を持っている中高年が遊び、早期退職後も働きたい中高年が働ける街に。
もう渋谷系は終わったんだよ
John Gastroさんも、そう言って歌ってる。
2016 あれから5年 何が変わったろう
1995 あれから21年 何が変わったろう
渋谷に来たら 渋谷系終わってた
梅田の駅前で迷う自分がいる
いつだっていいのに
どこだっていいのに地方の時代が来るという
クールジャパンが受けるという
本当にそうならいいのにね
本当にそうならいいのにね地方の復興 都市のブラインド
距離と距離を埋めるのは何だ?
アーティストの集まる街
家賃の手頃だったベルリンのように、世界からアーティストが移住してきて、アートやカルチャーが生まれ、新しいものの発信地にしたいのであれば、税金の優遇やアーティストへのビザの緩和をするとか。渋谷は家賃が高すぎるから、近辺でミュージシャンが暮らせて、音を出して制作もできる住居を用意する。未来への種まきとして、子供が自由にDAWを触れる環境を用意する、安価で借りられる防音や配信可能なスタジオを作るとかね。大企業で活躍したエリートさんたちが集まっているのだから、エンタメ業界支援の方法はもうちょっとなんとかならんのかなと思った。
アイスランドでのレコーディング費用(スタジオ、エンジニア費用、旅費、宿泊費)25%を還付
— 電算機 (@senotic_id) 2019年10月15日
再生時間は30分以上、18か月以内にリリースが条件
Björn to Rock: Iceland Offers to Pay 25% of Expenses for Artists Who Record There https://t.co/bGaJZ3Dbgr @billboard