WW Kyoto 田村正樹(DoitJAZZ!)選曲 涼を呼ぶマリンバ

Gilles Petersonが主催するWorldwide FM、その番組の1つWWFM KYOTOは、月次での京都からの配信。田村正樹(DoitJAZZ!)さんの夏にぴったりなマリンバの選曲が良かった。風鈴や金属音も冷たさを感じるが、マリンバの軽やかな音も涼を呼ぶ。

田村正樹(DoitJAZZ!)さんのDJは1:09:20から。

①MKWAJU – フィージアン・サンライズ(1983年)

久石譲(keyboard)、ペッカー 橋田正人(Latin Percussion)、松武秀樹(Computer Programming)、高田みどり((Marimba、Vibraphone、Gong、Tom Tom)、定成庸司(Bass Marimba、Gong、Tom Tom)、荒瀬順子(Mitla Marimba、Gong)

旅行ブランドLOOKのシリーズ「LOOK BON VOYAGE」1作目、「THE SOUTH PACIFIC ISLANDSコーラル・アイランド (南太平洋)」。波の音や鳥のさえずりは、現地での録音。MKWAJUのマリンバに対し、フィールドレコーディングの音も大きい。旅行シリーズに収められたこの曲に関しては、両方の音が主役ということだろう。写真や旅行エッセイ付き。旅先のことをネットで簡単に調べられる時代ではないから、現地の音をサンプリングした音楽を聴きながら、エッセイを読み、地図を見て、想像を巡らせたのでしょう。

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マリンバの高田みどりさん、かっこいい方。

渡辺香津美 – つるかめひなタンゴ(1984年)

前に出ているマリンバが同じパターンを繰り返す分、ときおりひっそり現れるサックス・ギター・ボーカル等に意識が向き、結果引き立っている。

③SPICK & SPAN – BRIGHT MIDNIGHT(1993年)

イントロの高速マリンバが、ダンサブル。前の曲より硬く、より民族楽器らしく聴こえる。マリンバが終わった後も、シュッとした都会的で流れるようなジャズフュージョン。少しだけ鳴るシンセの音の使い方がこの時代らしい。

前の2曲とは10年空いているが、この3曲馴染みが良く、ミックスで生まれる調和が、DJの創造性だと改めて認識させてくれる。あと、やっぱり生音はいいなぁ。

個人的にマリンバの音が好きなので、ついでに。
Steve Reich - Nagoya Marimbas

Qrion - iPhone Bubbling
Qrionさんも冷たい印象の曲が多いから夏に聴きたくなる。

iPhoneのデフォルト着信音のマリンバ、実際叩くとこんなに複雑。

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