2020年12月のプレイリスト (Kelly Rowland、Maisie Peters、Hope Tala、Boys World、Avenue Beat、石玺彤、Tierra Whack)
2020年年間ベストを選び終わって、ブログも書き終えたというのに、今月もどんどん好きな曲が見つかる。
- Kelly Rowland - Hitman (アメリカ)
- Maisie Peters - Maybe Don't (feat. JP Saxe) (イギリス)
- Hope Tala, Aminé - Cherries (イギリス)
- Boys World - Girlfriends (アメリカ)
- Avenue Beat - F2020(アメリカ)
- 石玺彤 - Graffito Wall (中国)
- Tierra Whack – Dora (Dir. by Alex Da Corte)
- BewhY (비와이) - 나란히 (side by side)
- BewhY (비와이) , Jay Park - Day Day
Kelly Rowland - Hitman (アメリカ)
「ふーん、Beyoncéみたいな感じね。」と思ったら、元Destiny's Childの方だった。出演者の体を美しく見せる個性的な衣装、身体的にアジア人には難しそうな激しいダンスに見入ってしまう。
Maisie Peters - Maybe Don't (feat. JP Saxe) (イギリス)
Maisie Petersは、普通の女の子の気持ちを歌詞に表現するのが上手い20歳のSSW。恋人とのお別れの歌。
私たちは二度と話すべきじゃない
あなたのことが好きだから
最近は、悪化しているだけだから
だから二度と話すべきじゃない
私がそうしたいから
傷つく度、その結果をくぐり抜けてきた
私はサプライズが大嫌い
なのにあなたは私にサプライズをする
Hope Tala, Aminé - Cherries (イギリス)
Hope Talaは、22歳のイギリスのSSW。名門ブリストル大学を優秀な成績で卒業、ケンブリッジ大学の博士課程のオファーがあったが、博士課程を取るのは20年後でもできるが、音楽は待っていてくれないからと音楽を選んだ。
「私が音楽を作り始めた主な理由は、今まで聞いたことはないけれど聴きたくなるサウンドを作成することでした。その結果、ボサノバとラテン風を1つにし、R&Bやソウルミュージックも合わせています。そういったものはシングルだけなら聴いたことがありますが、フルアルバムでは全くありませんでした。ですから、一貫してラテンの影響を受けたコード進行を使い、ただ自分が気分が良くなるような音楽を作りたかったのです。
私はハッピーな音楽、Jennifer Lopez『Get Right』やSnoop DoggとJustin Timberlake『Signs』など、楽しいダンスソングに惹かれます。私はただ人を踊らせる、同じ幸せを感じさせる音楽を作りたいです。
彼女もクィアアーティスト。カミングアウトしていないだけで、きっと私の周りにもたくさんクィアの人はいるんだろうな。
音楽を通して、自分自身を表現し、女性の代名詞を使用し、ゲイであることをオープンにすることは、本当に自分自身の自信に繋がりました。私の音楽で人々がどのように(性的指向や性)自認したかのストーリーを聴くと、自分自身のセクシャリティにオープンでい続けようと思わされます。私は自分がバイセクシャルだと思ったのは14歳のときで、音楽や本を通して、自分はLGBTQIA+コミュニティの一員だと感じました。若いクィアの人たちが、様々なアートの形で自認することができることは重要なので、私は、今、その一部でありたいと思います。
Miss Vogue Meets 21 Year-Old Singer Songwriter Hope Tala | British Vogue
Boys World - Girlfriends (アメリカ)
JPOPやKPOPと比べると、ポップガールズグループが少ないイギリスやアメリカ。ロスの芸能事務所KYN Entertainmentが企画したプロジェクトで、既存のメンバーが新しいメンバーを選び、1つ屋根の下でレッスンや企画やコンセプトをつめ、デビューするというもの。アジア系の彼女の歌とダンスが、頭ひとつ抜きん出ていると思ったら、やっぱりそうで、最初に彼女が選ばれ、他のメンバーが追加されていった。彼女の名前は、Queenie Mae。フィリピン生まれだが、5歳の時にカリフォルニアに引っ越してきた。彼女の祖母は、プロの歌手。
Boys WorldのBoysは「best of yourself」の頭文字。MVの中では、Queenie Maeがタガログ語、Makhyliは手話、Oliviaはポルトガル語を披露している。(プエルトリコ人のElanaは、スペイン語で話すシーンを撮影したが、MVではカットされた。)
Spice Girlsみたいだと思ったが、よく言われるらしい。多様性を前面に出してアピールしていて、アメリカでガールズグループを作るとこうなるのかと思って見ると面白い。
Meet Boys World, TikTok's Favorite Girl Group | PEOPLE.com
Avenue Beat - F2020(アメリカ)
12月31日、ビール片手に「2020年は私の年よ」と乾杯したのに、世界的なコロナパンデミックが私の人生を奪ったという歌。ポップソングにカテゴライズされているようだが、アカペラやコーラスグループに近いかな。Citizen Queenとか、アメリカでガールズグループというと、こういう感じが多いのだろうか。
石玺彤 - Graffito Wall (中国)
88risingのRich Brianが審査員を務める中国の新人ラッパー発掘番組『说唱新世代(新世代ラップ)』からデビューした、2000年生まれの女性ラッパーでR&Bシンガー。作詞作曲も手掛けるSSW。
Tierra Whack – Dora (Dir. by Alex Da Corte)
アメリカのエンタメマガジンConsequence of SoundのTop 50 Songs of 2020で見つけた曲。18位。ちなみに、41位は、Awich『Shook Shook』。Tierra Whackは、2019年のCoachellaでライブ配信を見てから知っていた。
Top 50 Songs of 2020 | Consequence of Sound
子供向け番組のようなMV。Tierra Whackのラップはくせが強くて、英語はあまり聞き取れないんだけど、ぺちゃっとしたフラットな発音や音を伸ばしている箇所は日本語にも空耳する。