2020年11月のプレイリスト①(Olivia Dean、YEИDRY、Lara Taylor、DYLN、GLORIA GROOVE、Oklou、Astrid S、alyona alyona)

そろそろ今年の年間ベストを考える季節なのに、お気に入りが大量に見つかって困ってしまう。特に、Olivia Dean、YEИDRY、DYLNがお気に入りで、Oklouは新しい感覚でクリエイティブなことやってくれるかもと期待。

Olivia Dean (イギリス)

イギリスのSSW。 Amy Winehouse、Adele、Jessie J、Leona Lewisも輩出したイギリスの芸術学校BRIT Schoolの卒業生。特に『Reason To Stay』は、Nora JonesやEmi Meyerのようなジャズシンガーの歌い方に似ている。力いっぱいではなく、肩の力を抜いて楽そうに歌う。歌い方の表現が豊か。『Ok Love You Bye』はアップテンポ、ビートに合わせて体を動かしたくなる。

Olivia Dean - Echo

Olivia Dean - Ok Love You Bye


Olivia Dean - Reason To Stay
Olivia Dean - The Hardest Part

YEИDRY (ドミニカ、イタリア)

ドミニカ生まれでイタリア育ち、スペイン語で歌うアーティスト。Rosalíaがこういう感じの曲出してくれたら嬉しいというのを、新しいアーティストが歌ってくれた。スペイン語だから贔屓目に聴いてしまっているかもと気を付けてみたが、やっぱり彼女も歌が上手い。ラテンはレゲトンとか同じようなのが本当に多いから、こういうラテンポップが増えるといいな。

YEИDRY - Barrio

YEИDRY - Nena

Lara Taylor (スペイン)

スペインR&B/Trap/Hip HopのSSW。先月紹介したLUNA KIもスペイン語。発音がフラットな日本語と違ってスペイン語やラテン系の言語は、しゃべってるだけでも歌とかかラップみたいに聞こえるくらいなので、音楽と相性が良いと思う。

Lara Taylor & The Crvv - Espectro
Lara Taylor - To Loca
Lara Taylor - A Temblar

DYLN (カナダ)

ボーカルEDMをキュレーションして、セクシーな絵を組み合わせるYouTubeチャンネルMrMoMMusic。それがピックアップしていた曲。有名曲だけでなく、こういう再生数が非常に少ない曲や全く話題になっていない曲も掘り起こし、きちんと曲自体で評価してピックアップしている。日本だと、有名人がピックアップしたら、自分では判断せずに、盲目的に褒めたりするでしょう。知名度は関係なく良い音楽を聴きたいという人が少数派だから、キュレーションの価値が理解されないのだと思う。
DYLNは、カナダバンクーバー島で生まれのカナダとフィリピンのハーフ。彼女は、「どんな嵐にも耐えられる」と説明を受け、購入した炭素繊維でできたギター。その買ったギターにDylanと名前を付けて愛用し、うつ病の間もこのギターで多くの曲を作り続けた。その愛用のギターの名前から、DYLNという芸名にしたとのこと。私も車に名前をつけて、かわいがっていたのでわかる。
『Shower』は民族音楽のようなコーラスをバックに、DYLNが色っぽく歌い上げる。打って変わって『Quit Talkin'』は、テンポの良いラップ。再生回数はまだ、42回。

DYLN - Shower

DYLN - Quit Talkin'

GLORIA GROOVE – VÍCIO (ブラジル)

先月も紹介したブラジルのドラアグクィーンで、ダンサー・ラッパー・シンガーのGLORIA GROOVE。どんどん新しい作品を出している。ツインテール、モヒカン、どちらもGLORIA GROOVE。

Oklou - I didn't give up on you (フランス)

フランスのSSW。彼女が10年書き溜めたものから、他のアーティストには提供しなかった曲を中心にまとめたミックステープ『Galore』からの1曲。
カナダのクィア プロデューサーCasey MQと、スマホの電波も届かないような僻地で制作をしたそうで、そこでフィールドレコーディングした音が入っている。不思議な世界のアニメーションから、実写に移り変わる。

Astrid S - Dance Dance Dance (ノルウェー

たまには北欧ポップも。ノルウェーのSSW。

Vladimir Cauchemar & alyona alyona - DANCER (ウクライナ

ウクライナで最も有名なラッパーalyona alyona。めっちゃポップに寄せてきた。そして、衣装と演出。天井のランプを振り子のように揺らしたり、舞台で踊る二人の周りを割れたお皿で囲むとか、ウクライナのMVはアーティスティックなものが多くて楽しい。

ブログエントリを分割するとアクセス数稼いでいるみたいで嫌なのでまとめましたが、ちょっとYouTube貼り過ぎて重かったかしら。Spotifyのブラウザ版から埋め込みコードが取得できるようになっていたので、嬉しくて過去の記事にも順番に埋め込んでいます。

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