Peggy Gouの寄付金利益相反疑惑、イギリスのクラブSub Club クラウドファンディング

Daniel Wangの投稿

Peggy Gouがアンバサダーの寄付キャンペーンで、Peggy Gouのグッズも作っている人のクラブに寄付するのは、倫理上問題があったんじゃないかという話。

If anyone saw the Instagram posts from "Business Techno": after Corona hit, Peggy became a "nightlife ambassador" for Jägermeister, and promptly chose to donate €100,000 to the club in Glasgow whose owner produces Peggy's own merchandise line. Isn't that simply corruption? (She retracted the donation when the connection surfaced.)

https://www.facebook.com/daniel.wang.16503/posts/10157474272660957

 "もし「Business Techno」からのInstagramの投稿を見た人がいたら。コロナが襲った後、Peggyはイエーガーマイスターの「ナイトライフアンバサダー」になり、ペギー自身の商品ラインを生産している人がオーナーのグラスゴーのクラブに、10万ユーロ(
約1260万円)を寄付することを選びました。 全くもって腐敗ではありませんか? (繋がりが表面化したとき、彼女は寄付を撤回しました。)"

イエーガーマイスター #SaveTheNight

特別にデザインされたボトルのお酒を販売し、販売収益の中から、100万ユーロ(1億2600万円)をクラブ等ナイトクラブ業界に寄付するキャンペーン。

イエーガーマイスターが限定版ボトルの収益から100万ユーロを寄付する
Jägermeister to donate €1m from proceeds of limited-edition bottle - Drinks International - The global choice for drinks buyers

"イエーガーマイスターは、世界中の様々な主要な市場において、バーの商売をサポートするようにデザインされた#SaveTheNight限定ボトルを発売しました。
ボトルは本日からドイツ、スイス、ベルギー、英国、チェコ共和国スロバキア、アルゼンチン、南アフリカで販売されます。 8月に韓国、中国、オーストラリアで発売されます。
その後、イエーガーマイスターは、このセクターにとって困難な時期にこれらの市場でバーテンダーやクラブの所有者を支援するため、収益から100万ユーロを寄付します。
ベルリンを拠点とするアーティスト兼DJであるPeggyGouは、プロジェクトの大使で、ソーシャルメディアキャンペーンにより応援されるでしょう。
彼女は言いました。「ナイトライフコミュニティは苦しんでいます。私たちはこの非常に厳しい状況を乗り越え、互いに助け合う必要があります。私たちが前進する方法を見つけることができれば、私たちの最高の夜が来るのはこれからだと確信しています。」
デザイナーのGunar Splanemannとロンドンのエージェンシー Here Designが、限定版のボトルを制作しました。
イエーガーマイスターのグローバルイノベーションおよびデザインの責任者であるGunarSplanemann氏は、次のように述べています。
「世界のナイトライフは、本当に深刻な脅威にさらされています。我々の連帯への取り組みとして、願わくば愛されるボトルをファンに提供します。ファンはシェアしてくれると確信しています。」
「この異例のプロジェクトは、世界のナイトライフコミュニティが象徴する精神・強い結束・強い献身的愛情を象徴しており、イエーガーマイスターは何十年にも亘って、なくてはならない存在でした。」"f:id:senotic:20201212105311p:plain

Usman Khushi Peggy Gouのグッズ会社社長兼Sub Clubオーナー 

Business Teshnoが調査した内容をシェアしている。
寄付先の選定に関わった人が、自分のクラブを指定したら、利益相反と批判されるよね。指摘されて取り消したようだけど。

Usman Khushiは、Peggy Gouのグッズ制作会社の1人しかいない取締役で、且つ、Sub Clubの親会社の取締役でもある。

KHUSHI, Usman
PEGGY GOODS LTD - Officers (free information from Companies House)

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そのUsman Khushi「Peggy Gouとイエーガーマイスターと、このイニシアティブに取り組めることを誇りに思います。」クラブのオーナーが、寄付先選定に関わって、自分のクラブを選んだらダメじゃん。f:id:senotic:20201212105217p:plain

Peggy Gou「世界で最も長く運営し、最も重要なグラスコーのクラブ Sub Clubに閉店に直面しています。私はSub Clubでプレイした素晴らしい思い出があり、今年戻りたいと本当に願っていました。イエーガーマイスターの #SaveTheNight イニシアティブの一部として、我々は、イエーガーマイスターから #SaveSubClub へ寄付します。」

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クラウドファンディング #SaveSubClub

 #SaveSubClubは、Sub Clubを守るためのクラウドファンディングキャンペーン。クラブ存続のために寄付を集めているのだが、親会社の取締役であるUsman Khushiが、Peggy Gouの誕生日のお祝いのためにベルリンへ行くのに、プライベートジェットを使ったことをインスタに投稿し、批判された。Khushi家の財産は、£90 million(約123億)とされる。中には、(そんなに金持ちなら)「Save it yourself.(自分で守れ)」と、寄付を取り消けそうとした人もいるとか。寄付金は、目標の£90,000を2倍を上回り、£180,000(2500万円)以上集めた。
ビジネスで成功している人は、クラウドファンディングでお金を集めるのも上手い。
RA News: Sub Club doubles fundraising target, club director Usman Khushi responds to criticism

Sub Clubの土地疑惑

Usman Khushi氏とは別のSub Clubの親会社の取締役、Price Barry。Sub Clubは、隣の土地にホテルの建設計画があり、騒音問題の懸念から、裁判に£45,000(620万円)を要したことを理由に、クラウドファンディングを募っている。しかし、そのホテル計画がある土地、クラブオーナーのPrice Barryの両親が、土地売買で利益を得ている。2007年に£800,000(1億1千万円)購入し、2014年に£1,150,000(1億5800万円)で売却し、約5千万円程度の利益を得ている。

https://mixmag.net/read/sub-club-crowdfund-legal-fees-development-director-family-wetherspoons-news

Sub Club内での暴行

箱がツイッターで「safe space(安全な場所)」の投稿をしたことに反応し、自身がそのクラブで暴行された経験をシェアした後締め出された2016年のSub Clubを見て下さい。直近では、DwellerのDJ Dee Diggsによって書かれた、De Schoolのドアマンによる有色のクィア男性に対する人種差別とセクハラの対応の失敗を見て下さい。どちらの場合も、名乗り出た人々は間違っているように思いこまされたり、拒否されたりしました。(De Schoolはそれきり閉鎖された一方、Sub Clubは反発を受けて謝罪しました)。

#ForTheMusic ダンスミュージックにおける性差別・ミソジニー・暴力を終わらせる② - 電子計算機舞踏音楽 

YOU MAKE SHIBUYA クラウドファンディング

SIRUP、GEZAN、DOMMUNEなどが協力し、4477万円集めたクラウドファンディング。直接渋谷のお店を支援する施策、特にミュージックべニューに対する支援は、今のところ行われていない。渋谷に来る人が激減したので渋谷のエンタメ・ファッション・飲食・理美容を支援するという名目で、有名人を使って寄付を集めながら、単発のイベントやアパレル販売のECサイト構築費に使われたとしたら。東急の通路や、東急百貨店の前に、寄付者の名前を掲載していた。まさかとは思うが、寄付金が東急に流れていないといいけれど。それだと、東急は、寄付をして、自分のところに還元したことになってしまうから。
気前がいいというか、何というか、みんな寄付した後、被災した人に届いているのかとか、目的通り困っている人を助けるために使われているかどうか、興味ないよね。

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