インドCOVID-19感染急拡大に対する各国の入国禁止対応
インドでCOVID-19感染が急拡大
インド政府は1日、直近の24時間の新型コロナウイルスの新規感染者が40万1993人になった、と発表した。40万人を超えたのは初めてで、1日の感染者数としては世界最多を更新した。死者は3500人を超えた。
「B.1.617」という名の新たな変異株がインドで発生している。ウイルスのスパイクタンパク質で2つの主要な変異が起きていることから「二重変異株」とも呼ばれている。わずかに感染力が強く、抗体の防御力が効きにくいとする研究結果が出ており、
渡航制限や複数の検査、隔離を実施しても、他国への感染拡大は抑え込めない。感染者が多い国からやって来る人は、一緒に新型ウイルスも連れて来る可能性が高い。インド・ニューデリーから香港に向かった最近のフライトでは、乗客50人ほどが新型ウイルス検査で陽性と判定された。
各国の対応
各国で入国禁止等の水際防止対策が取られている。
ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は8日の会見で、インドでの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同国からの渡航者の入国を約2週間禁止すると発表した。
NZの国民や在住者も含め、過去14日間にインドへの渡航歴がある人全てが対象となる。現地時間11日午後4時から28日まで実施する。
オーストラリア
入国禁止措置に違反すれば、最大5年の禁錮刑または6万6000豪ドル(約560万円)の罰金、あるいはその両方が科せられる可能性がある。禁止措置の継続については5月15日に見直しを行うという。
オーストラリアは4月27日に、インドからのすべての直行便の受け入れ停止を発表していた。
シンガポールにはインドやスリランカなどからの出稼ぎ労働者が多い。入国禁止にはしないが、専用施設での検疫隔離を延長している。
5月2日から、国民と永住者以外、過去14日以内にバングラデシュ・ネパール・パキスタン・スリランカへの(トランジットを含む)訪問歴がある人は入国及びトランジット禁止。訪問歴のある乗組員の交代も禁止。
バングラデシュ・ネパール・パキスタン・スリランカへの(トランジットを含む)訪問歴がある人の専用施設での検疫隔離を7日間追加し、21日間に。
4月23日からシンガポール国民と永住者以外の入国許可数を削減。インドからの入国者は14日間の専用施設での検疫隔離に加え、7日間のステイホームを科す。
日本
シンガポールでは専用施設での隔離が21日間であるのに対し、日本はたった3日。その後自宅での待機。ザルでしょ。
検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことになります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を自宅等で待機
14日間の健康観察期間中で、1日1回の位置確認が必要な人は平均約2万4千人。うち誓約場所での待機を確認できないといった人は毎日約200~300人に上る。
日本国内の状況
神戸も大阪もこんな状況で、聖火リレーとか隔離期間無しで海外から人入れてオリンピックのテスト大会とか、イギリスの変異株を入れてしまった反省も全く生かさず、インドからの入国もザル。オリンピックのために医師や看護師を簡単に集められるんだったら、大阪と神戸を早く助けてほしい。
神戸
「いまの状況は震災のような災害時と同じ」と山崎初美・保健企画担当局長。「(治療の優先順位を決める)トリアージもしなくてはならない。精神的にきつい」と本音を漏らした。
大阪
「呼吸不全」でも入院できず、受信相談センターの電話も繋がらない、味覚嗅覚や37度4分以下の熱が続いている方でも、療養期間は発症から10日間で終了。