世界のリーダーのパンデミック対応 ニュージーランド

ニュージーランドの女性首相Jacinda Ardernは、39歳で労働党の党首でもある。事実婚パートナーとの間に子供を出産、在任中に産休を取得した世界で初めての首相となった。その首相の対応が評価されている。

UK ボリス首相「愛する人を失うことになる家族が今後増えるだろう」
NZ アーダーン首相「どうか、強くいてください。思いやりをもってください。そしてみんなで一つになってCOVID-19に対抗しましょう。」

ボリス首相、愛する人どころか、その後自分が死にかけることになるとは考えもしていなかったのでしょう。NZは、経済より自国民の人命が最優先で、とにかく対応が早い。

2月 3日 外国人の中国からの入国禁止(トランジットを含む)
            (自国民と永住権を持つ人は、14日間の自主隔離)
2月28日 国内初の感染者確認、入国禁止対象国を拡大
3月19日 自国民や永住権保有者以外の入国禁止
3月19日 ロックダウン
4月 9日 帰国者を自宅ではなく政府専用施設で14日間隔離

3月7日時点、WHOはこんなこと言っていた。

WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏は「渡航制限は非常に慎重に検討されなければならない」と指摘。ライアン氏は「不幸なことに報復的な渡航制限は過去にも起きてきた」と述べたうえで、こうした措置の実行には公衆衛生上の科学的根拠を示すことが求められるとの考えを示した。

報復的な渡航制限を懸念 WHO「科学的根拠が必要」 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

自国民をウイルスから守るために国境を封鎖するのは、差別でも争いでもなんでもない。人の移動と接触を減らせば、感染拡大を遅くできることは明らかだし、科学的根拠を示そうと悠長なことやってる間に、感染拡大してしまったのでは。

ニュージーランドは、早々に鎖国し、ドライブスルー検査も導入し、人口あたりの検査数は日本の21倍くらいやっている。
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そして、その結果がこちら。

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https://www.worldometers.info/coronavirus/country/new-zealand/

ニュージーランドも、島国である優位性は認めている。そこは、日本も同じなのだが。感染は抑え込めたとして、今後、国の経済や財政がどうなるかも注目していきたいが、これだけ国民の命最優先で守ってくれるなら、また頑張って働いて税金納めようと私なら思う。

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