コロナのおかげ クールジャパン戦略
安倍総理 直轄の組織である内閣知的財産戦略本部。クールジャパン戦略は、巨額の損失・公金還流疑惑・セクハラなど問題だらけ。どうせアーティストが今直面している現状とは、かけ離れたことを議論してるんだろうと思っていたが、期待値が低過ぎることもあって、参加者も論点も思っていたよりはまともだった。
令和2年4月10日 構想委員会 コンテンツワーキンググループ(第1回)
知的財産戦略本部 構想委員会 コンテンツワーキンググループ(第1回) 議事次第
<コンテンツワーキンググループとは>
近年のデジタル化・ネットワーク化の進展や新たなビジネス・モデルの出現に伴い、コンテンツの創作・流通・利用のされ方が変化し続けている。クリエーターが持続的にコンテンツを創作できる環境が整備され、海外展開を含むコンテンツの円滑な流通及び利用が促進されるとともに、クリエーターへの適切な対価元が実現する方策について幅広く検討する。
<コンテンツワーキンググループ構成員名簿>
大﨑洋 吉本興業ホールディングス(株)代表取締役会長
川上量生 (株)ドワンゴ顧問
迫本淳一 松竹(株)代表取締役社長
堀義貴 日本音楽事業者協会会長 / ホリプロ代表取締役社長
Lauren Rose Kocher ZAIKO 株式会社 取締役 COO(元ソニーミュージックの方で、ZAIKOはceroの有料配信を成功させたライブ配信会社)
コンテンツワーキンググループの開催について
(令和2年3月27日構想委員会座長決定〔委員名簿含む〕)(PDF/108KB)
著作権法の改正ポイントがわかりやすい。SNSで反発が多かった、二次創作やアニメのアイコンについても、意見が反映されているのを確認できる。非親告罪から親告罪にした経緯は追えていないが。
著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案 説明資料(PDF/355KB)
ライブ配信について言及されているし、ライブやDJ配信のネックになっている、権利者からの許諾についても、論点として挙がっている。
コンテンツクリエイションエコシステムに係る論点(PDF/651KB)
令和2年4月16日 知的財産戦略本部 構想委員会(第5回)
コロナ終息後に、外国人観光客が来ても、店がつぶれてなくなっていれば、日本のイメージが悪くなるという意見や、コンテンツ配信の際、事前の許諾請求ではなく、使った分を請求するように移行すべきではという提案も論点として挙がっている。ライブ配信会社の取締役が、有識者として参加しているのは心強い。
いろんな人が言ってることだけど、しがらみや利権や何やで、今まで全く動かなかったものが、コロナウイルスの影響で必要に迫られて、変わるかもしれないですね。
低次元な話だけど、私は自分の英語力がコンプレックスで、ネイティブと渡り合えない英語力なんて価値がないと感じていた。でも今回ほど、(大したこととなくても)英語頑張ってて良かったと思ったことはない。言葉の壁が、情報の格差になることを実感した。努力してきた分は、報われた気がした。単純に楽しいし、またボチボチやってこうかな。