2020年8月のプレイリスト (Nicki Nicole、Destiny Rogers、Время и Стекло、Ella Eyre、iri、Stray Kids、BTS)

202008 - playlist by senotic | Spotify

f:id:senotic:20200827174209j:plain

 Trueno, Nicki Nicole, Bizarrap - MAMICHULA

19歳と18歳のアルゼンチントップアーティストのコラボ。アルゼンチンのチャートはでは断トツトップ、グローバルチャートでも、YouTube 7位、Spotify 37位。実際にお二人付き合ってるみたい。日本で例えると、あいみょんと人気ラッパーがリアルで付き合ってて、その二人がお風呂でいちゃつくシーンがあるMVみたいなもの。

Destiny Rogers, P-Lo, Guapdad 4000 - Lo Lo

Destiny Rogers - Euphoria

母親がメキシコ人のカリフォルニアの20歳のSSW。電算機イチオシ。euphoriaは高揚感や陶酔感という意味。彼女の作品のMVは、地元やリアルな日常の風景が映像になっている。パーティの参加者は多様性がある。好きな男の子が女の子を仲良くしているのを見て、嫉妬する表情の演技が上手い。

Destiny Rogers - LockDown

Время и Стекло - Last Dance

Алексей ЗавгороднийとНадя Дорофеева (Nadya Dorofeeva)の男女二人組で、先日のウクライナ独立記念日の祭典でもパフォーマンスを披露した、ウクライナでは超有名なユニット。この曲を最後に解散しちゃうんですって。だからLast Dance。それぞれ個人の活動は続けるようなので良かった。

 

Ella Eyre - Tell Me About It

父親はジャマイカ人、母親はマルタ人のイギリス人。低く少しかすれた声で歌い上げるJess Glynneみたいな感じで、EDMも歌っていたりする。この曲は、歌が主役で、演奏は控えめ。自分の声なのかな、似たような声でコーラスが入っている。

iri - 24-25

SIRUP、SUKISHA、Kan Sano、Shin Sakiura系のシティポップに勝手にカテゴライズしていて、ちゃんと聴いてなかったんだよね。アップテンポでキャッチーなメロディのダンスポップが好きなので、自分の好みではないだろうと。こんなアップテンポな曲があるとは知らなかった。イントロのハンドクラップは、人工的であたりが強くて好きじゃないけど、その後はサビのメロディがしっかりしていて、iriさんの低音ボイスは厚みと深みがあって良いですね。ラップもお上手だし、英語の発音も。ほとんどの曲を作詞作曲されているみたいで、音楽作れて、歌上手くて、美人でいいな。

Stray Kids - Grrr 총량의 법칙 (BEWARE)

強いラップが印象的な、あまりアイドルらしくないダンス曲。作詞作曲には、Stray Kidsの3人のメンバー3RACHAが加わっている。クレジットに名前はあっても、どの程度関わっているのか懐疑的だったが、Bang ChanがCubaseのエラーの話をしている動画があり、DAWも使えるんだなぁと。この曲もまた、振り付けとダンスが素晴らしい。Stray Kidsの中で、一番かも。特に、力強さや怒りを表すような、体を起こしつつ、床をダンダンダンと踏み鳴らして前進する振り付け。一時、歌舞伎にハマりかけたのだけど、歌舞伎役者が力強く檜の床を踏み鳴らす迫力を思い出した。踊りの名手 坂東三津五郎尾上菊之助の『棒しばり』、一挙手一投足に鍛錬を重ねた高い技術が見て取れて、瞬きする瞬間も惜しく感じた。棒しばりは同じメロディの繰り返しでハウスだし、振り付けとステップは完全にダンスなんですよ。その時の感動を思い出すくらい、Stray Kidsのこのダンスに感動した。

BTS (방탄소년단) - Dynamite

Kポップグループのことを基本的なことから知りたくても、ファン向けの情報が多いから、こういう情報が揃っていると助かる。Wikipediaには、何が魅力かはあまり書かれていないしね。この資料で、BTSも作詞作曲をしていることと、BigHit EntertainmentがJYPから独立した人が作った事務所というのを知れた。最近特に、音楽グループによってファンの文化や意識が随分違うなと実感するんだけど、BTSのファンは「物言う株主」ならぬ「物言うファン」で、抗議すべきときはしていて、自立した感じがいいなと思った。

Jackson Wang - DWAY!

Jackson Wang - TITANIC (feat. Rich Brian)

今月は、Jackson Wangが気に入って、よく聴いていた。88risingは全く興味がなかったけど、こんな聴きやすい曲があったなんて、誰か教えてよ。Jackson Wangは、香港人。父親は有名なフェンシング選手、母親も体操選手で本人も最初はフェンシング選手だった。フェンシングで、スタンフォード大学から奨学金がもらえることも決まっていたが、本人の意思でKPOPのアイドルとなり、Got7としてデビューする。曲は好きだが、プレイリストからは外した。彼は香港人だが、中国政府寄りで、インタビューでも、中国人であることを強調している。周 庭(アグネス・チョウ)さんが拘束されてしばらくはSNSも更新していなかったが、またセルフィーを上げ始め、なんかドン引きしてしまった。抗議を示せば、家族は本人の命の危険にも及ぶことはわかるんだけど。Jackson Wangのファンも、顔ファンというか、かっこいい姿が見れたら満足みたいで。88risingの成功もアジア人がやりおったみたいな雰囲気で盛り上がっていたから、どんなものかと思ったけど、政治や差別問題からは距離をおいていて、アイドルのマネタライズのようにみえてがっかりした。

Copyright © 電子計算機舞踏音楽 All Rights Reserved.