2017年 2月 Hunch @新宿ドゥースラー

先日『東京ラブストーリー』の再放送を見ていた。信じてもらえないが、テレビを見ていなかった時期もあり、全くの初見。第1話、ふと流れていたセリフを耳にして固まる。Hunchでパソコン音楽クラブがライブの始めに流したやつじゃん。

有名なアニメのセリフかなんかだと思ってたよ。2年近く経ってやっと元ネタがわかった。

Hunchは女子大生DJ K8(ケイト)さん主催のイベント。パソコン音楽クラブが出演したのは記念すべき第1回目。2016年10月にWWWXで開催されたHYPER POP CLUBに出演したことがきっかけで知り合い、同年11月の家だけにYeahのときにK8さんがパ音を東京に呼ぶと言ったのが発端だそう。有言実行、男前やね。K8さんはクラブの床にハンドスピナーみたいに転がってらしたりもするのだけれど、留学のご経験があったり雅楽なども嗜まれていたり、割とお嬢様育ちなのでは。

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Hunch当日、大方の予想に反し、柴田さんではなくポキ山さん飛行機に乗り遅れる。泊めてくれるはずだった柴田さんに断られ、朝まで起きているつもりだったポキ山さん寝落ち、飛行機搭乗時刻に起床。柴田さんは空路で、ポキ山さんは陸路で東京へ。いくら気合の入ったイベントだからって、朝から体張って笑いを取らなくてもええねんで。飛行機が苦手な柴田さん、新幹線初めてのポキ山さんが無事東京に来れるかどうか、朝からフォロワーが見守ってる。

柴田さん無事到着。長谷川白紙さんとCASIO GZ-5で遊ぶ。

 20時のandrewさんからでいいかなとのんびりしていたら、大入りで入場規制がかかるかもとのこと。もちろん予約はしているが、大急ぎで家を飛び出す。

ドゥースラーは、新宿3丁目駅E10出口からすぐという、K8さんの情報が役立つ。細いビルが多くて迷ったが、リハ映像の背景に映る窓からの景色を頼りにビルの位置を特定、無事到着。エレベータはなく、細い階段を最上階5階まで上がる。階段が歪んでいるのか、ビル自体が傾いているのか、年季の入った建物。階段踊り場の受付でステッカーも手に入れ、いざドアを開ける。中は満員電車状態。なんとかトイレ前の通路に体をねじ込んだが、通路であるからして空けねばならず、ときどき店の外に押し出される。バーカウンターまでは人の波を泳ぎきる必要があり、早々に諦めた。店全体が人でみっちり埋まってる。酸素不足なのか人に酔ったのか長谷川白紙が外に出ていった。ずいぶん繊細だったこと。入口付近で途方に暮れていると、okadadaさんとtomadさんが登場。もしかしてこれは、レーベルの人が新人バンドスカウトしに来たみたいなシチュエーションですか?と関係ない自分が勝手に緊張する。ライブでは後にMaltine RecordsからリリースしたPARKCITYの収録曲を流していたので、おそらくリリース前に客の反応見に来てらしたんだろう。後になってわかった。

パ音の開始時間が迫る。皆さんがパ音ファンとは限らないしとか都合のいい解釈をして、すいませんとか言いながらそろりと前に進む。パ音がちらちら見える列まで来れた。気が付くと、私より後ろにいた長谷川白紙がいつの間にか最前列をにいる。tomadさんと長谷川白紙は、クラブ内での移動が異常に素早い。さっきまで別のフロアでのんびりしてたのに、いつの間にかいい場所確保してる。

冒頭で書いた通り、『東京ラブストーリー』のセリフから始まる。今や毎週のように来ている東京も特別な場所だったんだろうな。
Mobile Dog House¥

Until Morning

Express 25

Down Town(Sugar Babe Cover)、ライブでは「ダウンタウンにくりだそう」が「東京にくりだそう」と歌ってるように聴こえて、そう聴こえたの私だけ?幻?かと思っていたけれど、動画あったー。

Thousand Knives

Waterfront(ウォーターフロントの暮らし)

DTM講座

though the nightと歌うこの曲、たぶんリリースしてないと思うんだよね。好きなんだけど。

あの人もこの人も、この頃から来てたんだなぁ。そういえば、いつも最前列で踊っていた黄色のHB-101帽子の方は、こっそり帽子もシャツインも卒業されてすっかりおしゃれになっておられるとか。
せっかく1時間の尺なのに30分で1回ブツッと切って2セットにするから、tomadさんがスカウトに来ていると思ってた私は冷や冷やした。この回から後ろから体当たりしてきたり曲知らないのにジャイアンみたいに大声でハミングする人が来るようになって、だいぶ辛かったんだよな。「この曲知ってるー、好きー」とか大声でライブ中に耳元で叫んでくる人、その曲初出しやから。長谷川白紙は特にExpress 25で高まっていて、体を震わせ五穀豊穣の祈りみたいな踊りをしていた。こうして振り返ってみると、私の好きなパ音の初期作品や歌ものも多くて、パ音の個性が色濃く出ているライブセット。動画見返しても楽しい。繋ぎ下手でもいいから、こういうセットでたまには踊りたい。

K8さんはイギリスに行ってもラジオ番組に出たりクラブにもでかけてDJプレイしたり、人より優位に立とうとするのではなく自分がどんどんチャレンジしていく姿勢が素敵だなと思う。不満とか人のせいにしているのをあまり目にしたことないし、それでいて言うべきときには自分の意見を言っている。できた人だな。好きな音楽のジャンルが違うのと、ドゥースラーは狭い空間に煙草とかシーシャがあるので行けないのだけど、ミックス聴いたり遠くから細く長く、活躍されていく様子を見ていたい。私の音楽の好みだって、変わるかもしれないしね。

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