2018年 活動注目のtrack maker 5撰 (サトウショウゴ、Roll Room、M-Koda、Miruga、AmPm)

世界中にこれほど音楽が溢れているのに、自分の好みにハマる音楽になかなか辿り着けないもどかしさ。Future Funk/Disco、lo-fiは飽きてしまったし、バンドは好きじゃないので、シティポップもそれほど。そんな中、ようやく出会えた好きな音楽。2017年に新たに知ったtrack makerの2018年の活動に注目したい。


サトウショウゴ(COLTECO)
福岡のtrack maker。今まで聴いてきたエレクトロニカとは全く違うテイストで新鮮。Sophieはフランス語のカットアップ?最初は違和感があったのに、2、3回聴くとくせになる。COLTECOは、the oto factoryと比べてしまうとライブの勢いみたいなものが感じられず惹きつけられなかったので、サトウショウゴとしてのライブなどを観てみたい。


Roll Room
PROGRESSIVE FOrMのDOMMUNE配信で知ったtrack maker。超地味な方が、思い切りポップな音楽をガンガン演奏し始めて、パソコン音楽クラブを初めて観たとき以来、同じくらい興奮した。

 

M-Koda
1989年生まれの仙台のtrack maker。同じくPROGRESSIVE FOrMのDOMMUNE配信で知った。アルバム紹介コメントにあるポップさはあまり感ずクールな印象だったが、ハウスやダンスミュージックにしてはポップ寄りということになるのか、聴きやすい。最新アルバムの中のElevenという曲は、COLTECOっぽいなと思った。私はエレクトロ ポップ、テクノポップが好みということなんだろうな。


Miruga
長野のtrack maker。ハウスはDJミックスで聴いたときはいい曲に感じても、単体で聴くとそうでもなかったり、すぐ飽きてしまうことが多いけど、Mirugaさんの曲はシンプルだけど飽きが来なくて何度も聴いてる。ナミビア共和国の人が大阪万博の動画で勝手に作ったっぽいPVが良い。音楽に合わせてシーンも切り替わり、切り出し方もセンスよく、映像としても興味深いので、何度も観てしまった。

 

AmPm
海外戦略の記事で知ることになったアーティスト。知らなかったなんて、自分の情報源の少なさや偏り、掘り方の甘さを痛感。記事の内容も面白かった。Maltine Recordsから出すとイベントに出れるし、まだブランド力はあるけれど、Spotifyで聴けないというのはデメリットだなと思う。


一人のアーティストだけのために地方まで行くのは厳しいし、よく行っているイベントの出演者の一人として出てもらえるのが理想。ライブの楽しさを知ってしまってから、いくら家のいいオーディオで聴いても物足りなくなり、今はCDを買うことに価値を見出せない。福岡、仙台、長野、それぞれの音楽コミュニティやカルチャーがあるんだろうし、旅行がてら地方のイベントに行ってみるのも楽しいかも。当たり前に思ってしまっているけど、レーベルの垣根なくインディーズの色んな人のライブを一気に観れるtrackmakerとかMaltine Recordsのイベントが1年に何度もあるなんて、やっぱり東京は恵まれてるなぁ。感謝。

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