2017年12月 MALTINE SEED STAGE 03 @CIRCUS Tokyo

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会場はCircus Tokyo、地下のメインフロアは使わず、1階のみ。天井からつるされた、パステルカラーの光を放つ大きな球体の照明が目を引く。むき出しの天井と暖かな光のフィラメントライトが組み合わさり、倉庫を改装したアートカフェのよう。アンディ・ウォーホルのThe Factoryと表現している方もいた。音量は控え目なので、バリバリと音が割れることもなく、いい音で音楽をじっくり味わうことができる。とてもリラックスできる空間、DJブースに近い人は踊り、少し離れた人は音楽を聴きながら会話を弾ませている。正に社交場だ。

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Satoshi Fukuda
予習しようと思って、カタカナ、漢字でも検索しまくっていた。唯一出てきた人の音楽が、パンクみたいな感じで、大宮レコーズ的な枠で出るのかなと予想したり。直前になって、アリムラさんから小出しで情報が。
"サトシフクダさんに、どんな音楽を制作しておられるのかをお伺いしたところ、「ニューウェイブ、みたいなものです。」と仰っておりました。"
"今週末も東京、渋谷circus tokyoです。出演者のサトシフクダさんに合いましたが、曲すごい早く作れるらしいです。"
"あと来るつもりの人は最初から来た方がいいですよ、びっくりすると思うので!ええもんみれます"
アリムラさんがそう言わはるんやったら、間違いない。16時過ぎてやっとオープンすると、Satoshi Fukudaとは違う人が音楽流してる。「オープニング的なやつ?タイムテーブル変更になったのかな。めっちゃいい音楽だから、何でもいいねんけど。」と思いながら時間が経過していく。16時半ちょうどに終了。「えっ、どういうこと?もしかして、この人がSatoshi Fukuda?」ここで、ようやく理解。アリムラさんからの情報を思い出して、笑ってしまう。そら、ええ曲作らはるし、作るのも早いわ。夜中に聴いたら、スピる。照明ともすごくあっていて、癒された。Satoshi Fukudaさんが思いついたことみたいだったけど、他の人ものっかって、現場に来るとネタ晴らししてもらえるのって、すごく楽しい。12月はたくさんイベントがあるので、Satoshi Fukudaさんの曲も聴けるといいな。


©OOL JAPAN  BAZZ
少ない情報から、©OOL JAPANさんは、track makerのようなので、日本のtrack makerの曲をたくさん入れたセット、BAZZさんはディスコセットと推測していたが、真逆だった。©OOL JAPANさんは、Lost DecadeやAudio Twoでかかるような曲が多くて、ディスコ、ハウス系。すごく好み。BAZZさんは、ロックや日本の曲も多くて、幅広い選曲。今回全員が他のイベントよりも持ち時間長め、やっぱりDJは、時間をかけて空気を作っていくのが自然なんだろうなと、改めて思った。50分とかで盛り上げようと思うと、上がる曲を詰め込まざるを得なくなって、個性の出しようがないのかなと。デイイベントなので、未成年の人も少し長めのDJセットが聴けるすごくいい機会と思ったけど、音楽聴いてる人、あんまりいなかった。©OOL JAPANさんのDJ、また聴いてみたい。


in the blue shirt
10月の京都メトロ PLAYSETのときより、良かった。京都は久しぶりだったのと、気合が入りすぎていたからかも。前の週の家-Yeah-で、さらに調子上がったのかな。tomadさんが、「安定した家庭が鳴らすサウンド」と表現されていて、実際その通り「しあわせな人から溢れ出すサウンド」だった。聴いている方も、幸せな気持ちになれる。ポスターは、blue shirtのブルーかなと思ったのは、深読み?最初は、Get Wildの演奏から。ノーミス!Minchanbabyさんとのコラボ、"イチゴの歌"に繋げる。アリムラさんが流すと、歌詞の説得力がすごい。みんな幸せをもぎ取って、ええ音鳴らしてほしい。AMUNOAさんの曲SnapShotは大好きで、最近また繰り返して聴いていた。アリムラさんがかけはったというのが、エモい。後で、AMUNOAさんとSoleil Soleilさんが出るはずだったと知って、さらにじんときた。1年前だなと思って最近ちょうど聴いてた数寄フェス2016の曲も流れて、心の中でウォーと叫ぶ。4つ打ちの新曲とdjnewtownで、羞恥心は足元に置くことにして、飛び跳ねて踊った。Beagleに、せつないメロディのカオシレーター生演奏まで乗せちゃって、これはもう、家帰って風呂で思い切り泣くしかないと思い、その場は我慢した。人の10倍くらい楽しんでしまった。

 

カニ
Satoshi Fukudaと同じ滋賀県民、翌日に期末テストを控えた現役高校生。2017年の間に東京でもう1回、しかもマルチネのイベントで聴けるとは。
ステージの前列の方は、Maison book girlのTシャツを着た矢川葵さん待ちのファンで固められていた。観客の1/3くらいはファンだったから、すごいアウェイ。しかも、久しぶりに見たけどデジカメが出てきて、フラシュ炊いてメカニカさんの顔を間近で撮影。「この方はピアノと同じで演奏をしておられるので、フラッシュの光を見て、画面が見えなくなると、演奏に支障が出るんです。」と説明しないとわかってもらえなさそうだし、それが今度邪魔になってしまう。もう1回撮ろうとしたら止めることにした。
前回の東京でのイベント 5月のBOUNCE UPでは、自分の曲以外も混ぜてのセットだったと思うが、今回はオリジナルのみのようだった。merrygoround、vision de Pigeon、箱などを順番に。その場で裏声をサンプリングして、ループさせるみたいなことをしていたのが、面白かった。yuigotさん、長谷川白紙さんとかもそうだけど、18、19歳でライブ経験もほとんどないのに、ベテランと同じステージに立ち、当たり前のようにいいライブできてしまうのは、やっぱりすごい。メカニカさん、電源落ちと3度の機材停止にも、冷静に対応されてた。止まった時、Miiiさんがかけつけてて、優しかった。ライブセットは、アリムラさんの後だったこともあり、クラブイベントとすると、もう少し踊れる感じがほしい気がした。オリジナルの曲がゆっくりなので、早くする以外に、どういう聴かせ方があるんだろうと考えていた。早い曲で挟んでメリハリをつける。静かで遅い曲をかける前に、(お花生けたり、牛乳飲んだりして?)荘厳な空気を作る。エフェクターで盛る。Miiiさんのように映像と組み合わせる、とかなんだろうか。素人だから知らないけど。覚えやすいメロディの曲は、遅くても踊れる気がした。例えば、Soleil SoleilさんがI'm At The Bottom Of The Oceanをかけるとしたら、どうするんだろうな。メカニカさんは、色んなチャレンジをされているから、次も楽しみ。


Tomggg
前回Tomgggさんを観たのは、メカニカさんも出ていた  5月のBOUNCE UP のとき。そのときは、Tomgggさんの曲を順番に演奏されるということ以外、ちゃんと聴けていなかった。今回、程よい音量のおかげで音をじっくり聴くことができた。透明があって軽やかなのに、深みがある音。Tomgggさんは音が違うというのを聞いたことがあったが、少しだけわかった気がした。曲と曲の間には、繋ぎ用?の曲の演奏があって、繋ぎなのにいい曲。洋楽の低音のヒップホップにTomgggさんのキラキラの演奏を重ねて、真逆のような音楽を調和させたり、面白くてずっと見ていた。後半のハウスやジャズのような曲もかっこよかった。さすが、何だってできてしまう。ライブではTomgggさんが提供したよく知られている曲を求められてしまうのだろうけど、今回みたいな面白いライブ、また観たい。


矢川葵(Maison book girl
Tomgggさんの中盤、ON THE LINEを歌うために、ジャケ写真のテニスウェアとラケットを持って登場。照明が球体だったのは、ボールを表していたのかも。矢川さんは、思ってたより小さい方だった。TORIENAさんファンのオタクコールは経験済みだが、また違う独特のリアクションと空気の洗礼。歌い終わったところで、矢川さんの方から、もう1回歌いたいとリクエスト。ファン大喜び。「(普段はグループなので)一人でステージに立つことがないから緊張する。」という矢川さん、「僕がいるよ。」というファンの声。アイドルって、大変そうだ。2回目歌うとき、歌詞が見やすいよう、Tomgggさんがずっとスマホを持ってあげていて優しかった。


1階だけで入りきったのは、家-Yeah-翌週だからだと思う。来たら、こんな面白いものが観れたのに。音楽、音響、照明、混み具合、全てが理想的なイベントだった。tomadさん、ありがとう。

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