BOUNCE UP @ Lounge Neo 2017年5月

BOUNCE UPは初めて、Lounge Neoは家-yeah-以来、2回目。金曜の夜遊んで、土日ゆっくりするのもいいけど、用事は早めに済ませて、休日の最後を楽しく過ごすのも良い。(結局、用事終わらなくても行ったんだけど。)BOUNCE UPって、どういう系統なんだろうと思って、過去の出演者見てみたのだけど、いまいちどういうコンセプトイベントか、わからず。今回のtrackmakerが豊富なラインナップは、きっと珍しいんだろうなと推測。

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yuigot
yuigotさんを初めてみたのも全く同じ場所、半年前の家-yeah-で。今回ちゃんと事前にEP聴き直して来たから、だいぶ曲がわかるようになった。
改めて、Asobi Ni Ikouyoは、インディーズの手作り感や素人っぽさが全くなくて、これを高校生の時に作ったとか、やっぱりすごい。DE DE MOUSEさんのeast end girl(keeps singing)をかけてたのは、少し意外な感じがしたけど、DEDEさんのchase after chaseとか、確かにyuigotさんの音楽に近い気がするし、親和性があるのかも。曲それぞれがクオリティが高くていい曲なんだけど、yuigotさんの世界観で統一されているから、セットにすると個々の曲が目立たない気がする。せっかくだからyuigotさんの曲聴きたいから、別の人の曲をたくさん入れるのも違うし。一つ一つの曲を浮かび上がらせるセットの組み方とか、DJの仕方ってあるのかな。新曲と言ってたのは、最後の方にかけた曲だろうか。前に、お遊びで作ったアリムラさんっぽいカットアップの曲を、一瞬上げてくれたことがあって、すごく良くて、「こんなのも作ろうと思って、作れてしまうんだな。」と思ったのだけど、消されてしまった。お遊び的な完璧でないのも、聴かせてもらえると楽しいな。ライブ中の動きは、半年前に見た時のほうが、受験ストレスと発散するようにはじけていた気がする。今回は、オーディエンスが少な目だからか、大学生の落ち着きか、守りに入った感じ。途中でメガネかけて、オーディエンスを一通り確認するの、あれ何だったんだ。面白かったけど。

カニ
Dai Ogasawara氏の"今年盛り上がって欲しいアーティスト"「Newly Vol.1」で、2月にメカニカさんを知った。"Mecanika + 82sk - vision de Pigeon ft.Illest"を、同じ2月にリリースされたNative Rapperさんの今更とセットでエンドレスにして、今更でエモくなり、メカニカさんで気分を上げるみたいなのを繰り返し聴き続けた。ずっと観たかったので、3か月は長くもあり、でも東京ではもっと先かと思っていたから、意外と早く観れたので嬉しかった。

track makerのセットは、自分の曲を繋いだものになりがちな気がするけど、メカニカさんは、"#QLEVER 0219 live set"でも自分の曲と、幅広いジャンル年代の曲をうまく合わせていたので、ある程度期待していた。今回のライブセットも、次々に展開していってずっと踊らせてくれる。ずっとテンポの速いハードな曲で上げるのではなく、箱のようなスローな曲もあり、そばが食べたい、CapsuleのJelly、CeCe PenistonのFinallyとか、かなり異質とも思える曲も、スパイスのように違和感なく入れていたりして、味わい深かった。期待通りで満足。Clean BanditのRather Beとか意外な曲も聴いてたりするし、今までどんな音楽聴いてきたのか気になる。途中abletonがフリーズしたのか、何回か止まることがあったのだけど、オーディエンスも「おやおや~」と言いながら温かく見守っていてよかった。最後の"vision de Pigeon"では、手元が狂ったみたいで、早送りくらいのスピードで再生されてしまう。どう考えても無理なのに、そのままリカバリして歌おうとするから、心の中で「どんだけ早口で歌うつもりやねん。無理やろ。」と突っ込んで、めちゃくちゃ笑ってしまった。外見はベテランの風格だし、顔小さくて細身でモデルさんみたいだし、東京初ライブだし緊張してちょっと失敗するくらいの方が、愛嬌があって親しみやすいかも。箱も、もちろんいい曲だけど、やはり"vision de Pigeon"は王道ポップ、歌詞の語呂が良くてノレるし、男女デュオの曲も少ないのに、男性ダブルボーカルという珍しさ。トラブルで途中からだったけど、何度も何度も聴いた曲だったから、生歌で踊れて満足。あっという間に今より人気出て、近くで観れなくなる気がするから、今のうち観れて良かった。同じ滋賀出身のokadadaさんと、同じイベントに出る日も来るかな。


lulu
ALPS0409では、今更1曲だけだったので、ソロをたっぷり聴くのは初めて。独特だけど、色気と強さを持つ、魅力的な声。電子音楽界隈は、大人っぽいソウルフルなボーカルは受け入れられないのかなと思っていたから、楽しんでいる人が多くて意外だけどうれしい。「どうせ盛り上がらないと思うんで、お酒でも飲みながら。」的なネガティブなこと言ったり、何回引っ越ししても上手くならないみたいな歌詞とかあったりして、面白かった。踊って、お酒飲みながら歌聴いて休憩して、また踊るというのは、確かにいいかも。お酒も売れそうだし。


Redcompass
ALPS0409のときは、正午からで、時間が早過ぎて観れなかったので、初。Future Funk/Disco関係でよく名前を目にしていたし、FOGPAKもいい曲が多いから、たぶん私の好みの選曲だろうなと思っていたけれど、その通り。幅広い年代の曲をかけてくれたけど、私も好きでよく聴いてきたのが、たくさん。セットリストほしいな。
 C+C Music Factory Do You Wanna Get Funky?
 Tim Legend soda city funk
 Luvraw & BTB Laat Night
 パソコン音楽クラブ Until Morning
 Nighttempo Dance? など


Until Morningがかかった途端、見てわかるほどyuigotさんがテンションあげてて、周りと分かち合おうとするも知らないみたいで、テンションのやり場に困り、スマホ眺めるという流れが良かった。お世辞でパ音の音楽褒めてたんじゃないことがわかって、好感度が上がった。

Tomggg
家-yeah-も最後まで残れず、trackmakerのときはGAIAにいたりで見れなかったので、初めて。ぐぐさんが始まる前に人が集まり出して、保護者参観のように、きれいに横一列に並ぶ。なんだ、このお行儀の良さ、ぐぐさんファンだからなのか。激しく踊る人もおらず、だからと言って盛り上がっていない訳ではなく、ニコニコしている人がたくさんいて、今まで感じたことがない温かい空気を感じた。東京にもこんなパーティがあるんだ。結婚行進曲のアレンジで始まる。誰かの結婚式のために作ったのかしら。新しいアンテナガールも含め、ぐぐさんの携わった曲を一通り。最後は恋、家-yeah-で聴けなくてすごい後悔したから、踊れて大満足。

今回、お客さんも家でtrackをmakeしていそうな感じの方が多くて、安心できた。(あざだらけになったり、お酒が頭の上から降ってくるのとかは苦手なので。)観たい人たくさん観れて、デイイベントだから帰りたくなったときのこと心配しなくてよかったし、興行的には、もっとお客さん入らなきゃ困るんだと思うけど、久しぶりに隣の人を気にせずに、思いっきり踊ることができて、本当に楽しかった。耳痛めてて爆音がダメなのと、低音が強くて、音が割れて高音が聞こえないのだけがちょっと残念だったけど、私のためのようなイベントで、存分に楽しんだ。hasさん、ありがとう!

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