SSW

J-POPって何なん? 自らJ-POPと銘打つ歌から定義してみる

インディーロックおじさんたちの選ぶJ-POP、私が思ってるJ-POPと全然違うんだよな。 自らJ-POPと名乗る曲のミュージックビデオを観ながら、好き勝手言う。 KAN - ポップミュージック 演歌みたいなメロディもあるけど、メロディ・構成・歌い方・声、KANだ。こ…

2020年2月 電算機のプレイリスト

今月のテーマは「女性」。そう決めた訳ではなかったが、偶然女性のタイトル曲が多かったので「Womxn」「School Girls」「Daughter 」「The Man(自分が男だったらという女性の歌)」と並べてみた。アコースティックな歌、ゆったりリラックスして、繰り返し聴…

2020年1月 電算機のプレイリスト

年末に年間ベストを選ぶと、直近にリリースされた曲の印象が強く、年初リリースの曲は聴き過ぎて新鮮さが消え、フラットに評価しにくい。そこで去年は月毎にベストを選び、そこから半期ベストを年間ベストを選ぶようにした。記憶や感覚に頼る部分を減らすこ…

英語表現 The 1975 Matty Healy "having kittens"

言語は難しい、特に歌詞なんかは。インタビューにある本人による歌の説明も読み、込められた意味を理解しようと努力した上で、よほど自信のあるときしか、ブログには載せないようにしている。難しい分、謎解きの面白さと理解できたときの喜びがある。先日書…

Victoria Hanna - (Torah) Orayta イスラエルのご婦人ラップ

Victoria Hannaは、イスラエルのSSW。家族はユダヤ教、エルサレムで生まれ育った。2015年にヘブライ語の文字をラップにしたミュージックビデオがバズり、知名度を上げる。Victoria Hanna - The Aleph-bet song (Hosha'ana) 同年、Forbesで、最も影響力のある…

Lawrence 『It's Not All About You』兄と妹のミュージカル

Lawrence - "It's Not All About You" 実の兄妹であるClydeとGracieを中心とした8人体制のSoul Popバンド、Lawrence。生活感のある場所で、動き回りながら歌う様子はミュージカルのようで、NHKでgleeを観て育った世代には、これぞアメリカ。ちょっとナードっ…

Billie Eilish 『xanny』 失いつつある誰かを愛したくない

町山智浩氏のコラム、情報量もあり極端な誇張なく、読者層に合わせて興味を持たせるように書いてあり、さすがだなと思った。最後の4行は意外だけど、個人的にはズバッと書いてあってすっきり。Billie Eilishはそんな好きちゃうし、細かいことだからスルーし…

ファンを分け合う、フックアップする

海外でもそうだし、日本でも若い世代ほど、当たり前のようにライバルでもあるアーティストを、フックアップして(引き上げて)いる。フックアップすることで尊敬も集め、お互いのお客さんを分け合うことが、マーケットを大きくして活性化することになり、結…

L Devine 分類を拒否するクィアなポッププリンセス

クィアアーティストのインタビューって、何でこんなに面白いんだろう。考えたこともなかった視点と勇気を与えてくれる。一般の人が経験することのない、解決策が広く共有されていない困難を乗り越えて、人より成長し思慮深くなれたのだろうか。自分と同じ境…

Charli XCX 音楽業界の性差別に声を上げる

L Devineの記事を訳していて知ったのだけど、去年の11月にCharli XCXが音楽業界の性差別についてSNSに投稿し、話題になっていた。 Charli XCXは、音楽業界の性差別に声を上げる。「私が男だったら、音楽業界の神のように崇められる。」Charli XCX calls out …

Alice Chater 王道ダンスポップ、正義感と不器用さ

女優とモデルもこなすイギリスの歌手。最近Iggy Azaleaとコラボしたことで知名度を上げている。 Alice Chater - Tonight 今夜、もし世界がひっくりかえるなら、最高の服を着て雨の後には必ず太陽があるのだから楽しいことのために出かけましょうもしそれが(…

理想の企業コラボ(Mom(マム)×Chupa Chups、C.A.C×ダイキン)

テレビを見なくなって、もう3年くらい。どうしても見たい番組は、録画してCMを飛ばす。センスもユーモアもないお年寄り向きのCMは、もう見ていられない。でも、観て楽しくて、企業のブランドイメージも良くなって、若手インディーズアーティストのチャンスと…

2016年10月 ポコラヂ tofubeats 『大都会と砂丘』振り返り

ファイルを整理していたら、ポコラヂのtofubeatsさんゲスト回、『大都会と砂丘』に関して話したときの書き起こしがあったので、供養。レトリカのウェブサイトにも載ってるけど、(一番面白いところを)だいぶ端折られたり意訳されているので。「tofubeats」…

ファンとライブストリーミングで音楽を作る Dorian Electra / HANA

音楽は、寝室で一人でDTMする時代から、クラウドへ。海外で人気の曲の作詞・作曲・編曲のクレジットを見ていると、複数の名前が並ぶ。アーティスト同士の協業のさらに先、ファンの力を活用した事例とそのメリットとは。 ファンと作る Dorian Electra Dorian …

Jerry Heil Z世代の等身大を歌う ウクライナのSSW

ウクライナの音楽を掘っていたので、#ВIЛЬНА_КАСАのMVも見ていたのだけど、あまりピンと来ていなかった。ふと他の曲も聴いてみたらバリエーションがあって良かった。 Jerry Heilはウクライナの24歳のSSW。VlogやカバーソングをYouTubeに上げていたことで人気…

Dorian Electraに学ぶ ノンバイナリー、シスヘテロ規範、Respectability politics(尊敬の政治)

例えば、日本の田舎の小中学生で自分の性別に違和感を感じたり悩んでいる人がいたら、Dorian Electraの存在は何らかの助けになるかもしれない。Dorian Electraのことを調べるうちに、自然とジェンダーに関して理解も深まった。一旦理屈が理解できてしまえば…

SASUKE's konnichiwa Radio ゲスト tofubeats (制作環境、使用機材、自主企画を続ける理由等)

2018年3月にsasukeさんのライブに行って、そこからしばらくsasukeさんのインスタライブを観ていたりした。SASUKEさんは、Bruno MarsやJacob Collierの来日に合わせコンテンツを作るなど、セルフプロモーションも頑張っておられるようだった。札幌サンプリン…

電算機的 BEST MUSIC 2019年 (11~21位)

⑪Nicki Nicole - Wapo Traketero (アルゼンチン) ⑫Alina Pash - BOSORKANYA (ウクライナ) ⑬Nicole Horts - Coloréame (メキシコ) ⑭Samm Henshaw - Church (イギリス) ⑮VaVa - Virtual Luv feat. tofubeats (日本) ⑯PARKGOLF - SPICE feat.FARMHOUS…

電算機的 BEST MUSIC 2019年 (1~10位)

太っ腹なCoachella配信のお陰で、それをきっかけに今年は世界中の音楽を堪能することができた。音楽から多様な文化や価値観も学んだ。無意識のうちに自国や身の回りの価値観に自分を合わせ、抑え込んだり無理をしていた気持ちにも気が付くことができた。 ①Ho…

Dorian Electra ノンバイナリー 性別からの解放

アニメ・コスプレ好きYouTuberさんかなと思って観ていたら、意外と音楽が良い。単に今はやりのジェンダーレスを前面に押し出しているのではなく、深かった。ジェンダーによるプレッシャーと解放、今年SNSでもとてもホットな話題であったけれども、言葉で相手…

ILIRA (アルバニア、スイス) ポップミュージックは複雑で高度な音楽

2019年のベスト選び終わってブログも書いて公開ボタン押すだけなのに、面白い音楽たくさん見つかって困る。 スイス生まれのアルバニア人 ポップミュージックは複雑で高度 ILIRA - EXTRA FR!ES ILIRA - DO IT YOURSELF ILIRA - GET OFF MY D!CK スイス生まれ…

地方のサラリーマン家庭から女性音楽プロデューサーへ

日本に限らず知名度のある若い音楽アーティストは、親が芸能人であったりマスタリング エンジニアなど業界関係者であることが多い。日本でコネのない普通の子をファンダムの力で押し上げる例はあるが、作品ではなく人に付くファンの力が大きいので、ファンに…

ONUKA - Vidlik チェルノブイリ原発事故から30年

ウクライナ語と生音トロンボーンが載ったかっこいいテクノ、ポリゴンやデジタルネットワークを実像化したような芸術的な衣装。舞台衣装やハイブランドのファッションデザイン誌を見る楽しさ。モチーフはデジタルなのに、超アナログで実体化しているところが…

Alina Pash - BOSORKANYA 赤子にかけられた黒魔術

独立記念日の国の式典でもラップを披露したウクライナの国民的歌手Alina Pash。彼女の作品の中で、最初に目に留まったのはこちら。 悪魔祓い、映画のワンシーンのよう。ゴシックな黒い衣装・メイク・振り付け・演技、悪魔のCGと、一見本格的に見えるMV。ラッ…

ROSALÍA - A Palé スターは影響力を何にどう使うのか

ROSALÍAの新曲「A Palé」、monobrow / unibrow (繋がった眉毛)が話題になっている。歯にはグリル(歯に装着するアクセサリー)。「A Palé」は工業用の輸送に使うパレットのこと。非スペイン語圏の人のためのリリースノートには、以下のように書いてある。"…

ジャージ鼻ピアスにバット 独特の声を持つ魅惑のアルゼンチンギャル Nicki Nicole

19歳のアルゼンチンのR&B/HipHop歌手。Nicole Hortsを調べていて見つけた記事に載っていた。「スペイン語でNeo Soulと恋に落ちるための10人の女性の声」 10 voces femeninas para enamorarte del neo-soul en español 記事のタイトルがいいよね。確かに恋に…

MONATIK «То, от чего без ума» レコードとカンフー

前の記事で経歴を紹介したウクライナのミュージシャンMONATIK、これからアルバムが出るみたいな書き方をしてしまったのだが、既にリリースされてた。ウクライナ語は翻訳にかけないと読めないから、情報拾うのが難しい。Spotifyに過去曲は上がっているが、最…

成功は最大の復讐 ウクライナのスーパーマルチタレント MONATIK

好きな音楽を追っていたら、どうもウクライナのアーティストを掘り進んでいたようで、国を調べてみたらウクライナだらけ。セルビア語の響きも好きだったし、スラヴ語っていいよね。ウクライナのアーティストであるMONATIKのことを調べてみると、2014年のクリ…

中田ヤスタカ?いいえ、UMroomsです。

次にヤバい曲出たらと思ってたんだけど、先行き不透明なので一旦書いておこう。確か富山県出身、神戸の大学生UMrooms。 京都男子「千里の恋路」 京都男子(@kyotodanshi )さんの1/31発売1st album「ハンナリズム」のリリースイベント@Loft PlusOne Westにて、…

The Chemical Brothersを魅了したノルウェーの才能 AURORA

AURORA (ノルウェー)1996年6月生まれ(23歳)。Electropop, folktronicasynth-pop, baroque pop。The Chemical Brothers - Eve Of Destruction 2019年リリースのThe Chemical Brothersのアルバム『No Geography』3曲にコーラスで参加していて、 『Eve Of D…

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